Solaris 8 ご使用にあたって (Intel 版)

ATOK12

Solaris 8 で新しく提供される日本語入力システム ATOK12 に関する、注意事項とバグ情報について説明します。

[日本語環境のみ] ATOK12 がサポートするウインドウ環境

ATOK12 は、CDE (共通デスクトップ環境) での使用のみがサポートされています。OpenWindows 環境での使用はサポートされていません。OpenWindows 環境では、Wnn6、ATOK8、または cs00 を使用してください。

[日本語環境のみ] 修飾キーをロックしていると、ATOK パレットのメニューが表示されない (バグ ID: 4270090)

「Caps Lock」、「Num Lock」、「かな」のような修飾キーをロックしている場合、ATOK パレット上でメニューを表示することができません。

回避方法: 修飾キーのロックを解除してからメニューを表示してください。環境設定など ATOK パレット上にボタンのある機能については、ボタンを使用することによって、修飾キーをロックしたままでも起動できます。

[日本語環境のみ] ATOK12 の一部のコマンド行ユーティリティに関するマニュアルページが提供されていない

ATOK12 の一部として提供される以下の 2 つのコマンド行ユーティリティのマニュアルページが提供されていません。

回避方法:

[日本語環境のみ] Java 2 クライアントから ATOK12 使用する場合の制限事項とバグ情報

Java2 アプリケーションのデフォルト入力方式 (「システム入力方式」)

Java2 アプリケーションを起動した場合、デフォルトでは「システム入力方式」(プラットフォームの入力システム) を使用します。

今回の Solaris 8 リリース上で実行している場合は、実行環境によって、CDE または OpenWindows 上の X アプリケーションが使用するのと同様の方法で、日本語入力システムと接続します。したがって、ATOK12 (CDE の場合のみ)、Wnn6、ATOK8、cs00 のいずれかの、設定されている入力システムと接続します。

「ネットワーク入力方式」としての ATOK12 の使用

プラットフォームに依存せずに、直接 Java 2 実行環境が入力システムと接続する方式を「ネットワーク入力方式」といいます。今回の Solaris 8リリース に付属する Java2 実行環境を使用する場合に限り、今回の Solaris 8 リリースでは ATOK12 はネットワーク方式としても利用できます。この方式で使用するには、必要な設定や制限事項があります。以降の記述を参照してください。

Java2 アプリケーションから「ネットワーク入力方式」として ATOK12 を使用する場合、設定ファイルの作成が必要

この設定ファイルを用意してから Java2 アプリケーションを起動すると、ウィンドウのフレームから起動できるメニューで入力方式を選択できます。「ネットワーク入力方式」から「日本語」を選択すると、ATOK12 に接続します。

 ファイル名.iiimp
 ファイルを置くディレクトリ アプリケーションを使用するユーザーのホームディレクトリ
 内容 次の 2 行 :
  iiimp.server=iiimp://localhost
  iiimf.object.download=true

Java2 アプリケーションから「ネットワーク入力方式」として ATOK12 を使用する場合の制限事項

Java2 アプリケーションから「ネットワーク入力方式」として ATOK12 を使用する場合、X アプリケーションから使用する場合のバグ・制限に加えて、以下の表示に関するバグ・制限があります。

バグ・制限の内容は次のとおりです。