Solaris 8 ご使用にあたって (Intel 版)

PCI-IDE システム上で DMA が無効になる

デフォルトでは、Solaris ata デバイスドライバは、ATA/ATAPI デバイスに対して Direct Memory Access (DMA) 機能を無効にします。

ATA/ATAPI ドライブに対する DMA が適切にサポートされていないシステム上で問題が発生するのを避けるために、この機能は無効にされています。発生するほとんどの問題は、旧式のシステム BIOS に関連しています。

回避方法: Solaris 8 オペレーティング環境のインストール後に、以下の手順で、ataドライバの DMA 機能を有効または無効にしてください。

  1. Intel 版 Solaris の Device Configuration Assistant (デバイス構成補助) を実行します。自動ブートを中断するには、以下のプロンプトで ESC キーを押してください。


    Press ESCape to interrupt autoboot in 5 seconds

  2. F2_Continue を押して、デバイスを走査します。

  3. F2_Continue を押して、ブートデバイスのリストを表示します。

  4. F4_Boot Tasks を押して、View/Edit Property Settings を選択し、F2_Continue を押します。

  5. ata-dma-enabled 属性の値を 1 に変更して、DMA を有効にします (値を 0 にすると DMA を無効にします)。

    1. ata-dma-enabled 属性をリストから選択し、F3_Change を押します。

    2. 1 を入力し、F2_Continue を押して、有効にします (0 を入力して F2_Continue を押すと無効になります)。

    3. F2_Back を押し、次に F3_Back を押して、Boot Solaris メニューに戻ります。

    4. デフォルトのブートデバイスを選択し、F2_Continue を押して Solaris をブートします。


    注 -

    DMA を有効にした後に問題が発生した場合は、DMA を無効にし (上記の手順で ata-dma-enabled 属性を 0 にし)、最新の BIOS でシステムを更新し、再度 DMA を有効にしてください。最新の BIOS については、ハードウェアのご購入先にお問い合わせください。