特記事項: hme FastEthernet デバイスドライバ

動作モードのパラメタ

動作モードのパラメタとそのデフォルト値を以下に示します。

表 2-5 動作モードのパラメタ

パラメタ 

値 

説明 

adv_autoneg_cap

 

ハードウェアが通知するローカルトランシーバの機能 

= 強制モード 

= 自動ネゴシエーション (デフォルト) 

adv_100T4_cap*

 

ハードウェアが通知するローカルトランシーバの機能 (読み取り・書き込みパラメタ) 

= 100 BASE-T4 不可 

= 100 BASE-T4 可 

adv_100fdx_cap*

 

ハードウェアが通知するローカルトランシーバの機能 (読み取り・書き込みパラメタ) 

= 100 Mbps、全二重不可 (Solaris 2.5、2.5.1 ソフトウェア環境でデフォルト 

= 100 Mbps、全二重可 (Solaris 2.6 ソフトウェア環境でデフォルト) 

adv_100hdx_cap*

 

ハードウェアが通知するローカルトランシーバの機能 (読み取り・書き込みパラメタ) 

= 100 Mbps、半二重不可 

= 100 Mbps、半二重可 (デフォルト) 

adv_10fdx_cap*

 

ハードウェアが通知するローカルトランシーバの機能 (読み取り・書き込みパラメタ) 

= 10 Mbps、全二重不可 (デフォルト) 

= 10 Mbps、全二重可 

adv_10hdx_cap

 

ハードウェアが通知するローカルトランシーバの機能 (読み取り・書き込みパラメタ) 

= 10 Mbps、半二重不可 

= 10 Mbps、半二重可 (デフォルト) 

use_int_xcvr

 

ユーザーがネットワーク用に選択したローカルトランシーバの機能 

= 接続されている外部トランシーバを使用する (デフォルト) 

= 外部トランシーバが接続されている場合でも内部トランシーバを使用する 

* これらのパラメタの優先順位は、高いものから順に adv_100fdx_capadv_100T4_capadv_100hdx_capadv_10fdx_capadv_10hdx_cap となります。

内部トランシーバまたは外部トランシーバの選択

use_int_xcvr パラメタを使用して、デフォルトの設定を変更することができます。たとえば、外部トランシーバを選択できるドライバであっても、内部トランシーバを選択するように設定することができます。内部トランシーバと外部トランシーバの選択は、ハードウェアではなく、ドライバによって行われます。

MII に外部トランシーバが接続されている場合、ドライバは、デフォルトの use_int_xcvr 0 という設定により、外部トランシーバを選択します。外部トランシーバが存在しない場合は、内部トランシーバが選択されます。このパラメタが use_int_xcvr 1 と設定されている場合は、ドライバは、外部トランシーバが接続されている場合でも内部トランシーバを選択します。