Solaris 8 のインストール (追補)

第 2 章 Solaris 8 6/00 オペレーティング環境へのアップグレード

この章では、Solaris 8 6/00 リリースの INSTALLATION CD に含まれる Solaris Web Start 3.0 を使用して Solaris 8 6/00 オペレーティング環境にアップグレードする際の情報を説明します。詳細なインストール手順については、『Solaris 8 インストールガイド (SPARC 版)』または『Solaris 8 インストールガイド (Intel 版)』を参照してください。

Solaris 8 オペレーティング環境からのアップグレード

すでに Solaris 8 オペレーティング環境を実行していて、システムに個別のパッチがインストールされている場合、Solaris 8 6/00 オペレーティング環境へのアップグレードを行うと、パッチは次のようになります。

削除されるパッチを確認するには、次に説明するようにパッチアナライザを使用してください。

パッチの解析

パッチアナライザはシステムを解析し、Solaris 8 6/00 オペレーティング環境へのアップグレードを行うことで削除されるパッチがどれであるかを判断します。パッチアナライザは次のような方法で使用できます。

Solaris Web Start でのパッチアナライザの使用

Solaris Web Start インストールでは、パッチアナライザの使用によりシステム上のパッチを解析するオプションが提供されます。「アップグレードインストール」を選択すると、「パッチを解析」画面が表示されます。

  1. 「パッチを解析」画面で「はい」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

    パッチアナライザがシステム上のパッチを解析します。

    「パッチの解析 - 一覧」画面に、削除、ダウングレード、置き換えられ削除されるパッチの個々の合計数が表示されます。

  2. 削除、ダウングレード、置き換えられ削除される個々のパッチを参照するには、「詳細」ボタンをクリックします。

  3. パッチの置換や削除を行うかどうかを決定します。

    • Solaris 8 6/00 オペレーティング環境によるパッチの置換や削除を行う場合は、「次へ」ボタンをクリックしてアップグレードを続けます。

    • Solaris 8 6/00 オペレーティング環境によるパッチの置換や削除を行わない場合は、「終了」ボタンをクリックしてアップグレードを中止します。Solaris 8 Maintenance Update 1 CD および『Solaris 8 Maintenance Update 1 ご使用にあたって』を使用して、Solaris 8 システムに必要なパッチを個別にインストールすることもできます。