GSS-API のプログラミング

誤順序の検出とリプレイの検出

通常、コンテキスト起動側が複数の連続するデータパケットを受け入れ側に転送する場合、到達したパケットが正しい順序であり、不必要な重複がないことをコンテキスト受け入れ側がチェックできるような機構もあります (図 1–9 を参照)。受け入れ側がこのような 2 つの状態をチェックするのは、パケットの有効性を検証するとき、あるいは、パケットをラップ解除するときです。詳細は、ラップ解除と検証 を参照してください。

図 1–9 リプレイされたメッセージと順序が正しくないメッセージ

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このような 2 つの状態を検査するように要求するには、起動側は、gss_init_sec_context() でコンテキストを起動するときに、req_flags 引数に値 GSS_C_REPLAY_FLAG または GSS_C_SEQUENCE_FLAG をビット論理和で設定する必要があります。