Solaris 8 6/00 ご使用にあたって (SPARC 版)

64 ビット Solaris に関する注意事項とバグ情報

64 ビット Solaris をインストールする場合の、注意事項とバグ情報について説明します。

一部の Sun UltraSPARC システム (sun4u) では、ブート Flash PROM をアップデートする必要がある


注 -

システムがすでに 64 ビット対応のファームウェアを実行している場合、Flash PROM のアップデートは不要です。


UltraSPARCTM システム上で 64 ビット Solaris オペレーティング環境を実行する場合、Flash PROM ファームウェアのアップデートが必要な場合があります。 Solaris 8 インストールプログラムには、64 ビットサポートを追加する選択肢があります。UltraSPARC システムにインストールする場合は、この 64 ビットサポートがデフォルトで選択されます。64 ビットシステムは、200MHz 以上の CPU 速度を持つ場合のみ、デフォルトで 64 ビットでブートします。


注 -

Sun システムまたは UltraSPARC システムで 32 ビット Solaris オペレーティング環境を実行する場合は、Flash PROM のアップデートは不要です。


次の表に、UltraSPARC (sun4u) システムと必要な最小限のファームウェアバージョンを示します。システムタイプは、uname -i コマンドを実行して確認できます。実行中のファームウェアバージョンは、prtconf -V コマンドを実行して確認できます。

表 3-2 UltraSPARC システム上で 64 ビット Solaris を実行するために必要なファームウェアバージョン

システムタイプ (uname -i で出力される)

必要最小限のファームウェアバージョン (prtconf -V で出力される)

SUNW,Ultra-1-Engine 

3.10.0 

SUNW,Ultra-1 

3.11.1 

SUNW,Ultra-2 

3.11.2 

SUNW,Ultra-4 

3.7.107 

SUNW,Ultra-Enterprise 

3.2.16 


注 -

この表に記載されていないシステムでは、Flash PROM をアップデートする必要はありません。


Solaris CD を使用して Flash PROM をアップデートする方法については、「Solaris 8 on Sun Hardware Collection」のマニュアルをご覧ください。 このコレクション中のマニュアルは、 http://docs.sun.com で参照することができます。