Sun フレームバッファー使用の手引き

ハードウェアのダブルバッファリング

ハードウェアのダブルバッファリングは、MBX と XGL でサポートされます。MBX と XGL のダブルバッファリングを同時に同じウィンドウで使用することはできません。

ハードウェアのダブルバッファリングは、 Creator アクセラレータすべての構成の 8R ウィンドウで使用することができます。24 ビットのウィンドウにおけるハードウェアのダブルバッファリングは、Creator/DBZ (Creator3D) の構成でのみ有効です。8X のオーバーレイウィンドウは、Creator アクセラレータの構成では、ハードウェアのダブルバッファリングが行われることはなく、常にソフトウェアのダブルバッファリングが行われます。

MBX を介してダブルバッファリングを行うには、WID が 1 つ必要です。これにより、作成できる WID を必要とするウィンドウの数が減少します。詳細は、「ハードウェアのウィンドウ ID」を参照してください。使用可能な WID がない場合には、MBX はソフトウェアのバッファリングに戻ります。ソフトウェアのバッファリングでは、バッファーの交換 (フリップ) のために、バックバッファーピクセルマップからウィンドウにコピーされたデータが使用されます。

MBX では、バッファーの交換 (フリップ) は同時に発生します。サーバーへの要求は、モニターの垂直帰線期間が発生して、バッファーの交換が発生するまで応答されません。 X11 のクライアントは、処理を続行してサーバーに要求を送ることが可能ですが、バッファーの交換が終了するまではそれらの要求は処理されません。