Sun フレームバッファー使用の手引き

デバイスファイル名

複数のモニターで OpenWindows ソフトウェアを使用している場合は、フレームバッファーデバイスが UNIX デバイスファイル名に割り当てられる方式を理解している必要があります。OpenWindows ソフトウェアで複数のフレームバッファーを使用する場合は、使用開始時に、フレームバッファーの UNIX デバイスファイル名をコマンド行で指定してください。

UNIX の起動メッセージは、フレームバッファーを /dev/fb の形式 (fb はフレームバッファーの種類) で識別します。通常 /dev/fb は、フレームバッファーの種類によって /dev/fbs/cgsix0/dev/fbs/bwtwo0/dev/fbs/leo0 などの別のデバイスファイル名を持っています。2 番目のフレームバッファーが追加されると、システムは各フレームバッファーの SBus スロット番号と sbus-probe-list の EEPROM 変数に基づいて、/dev/fb を決定します。/dev/fb は、sbus-probe-list に定義されている最初の SBus スロットのフレームバッファーです。

GX フレームバッファーをすでに備えているシステムに TurboGXplus カードを追加した場合は、sbus-probe-list によって /dev/fbs/cgsix0/dev/fbs/cgsix1 が判別されます。

たとえば、SPARCstation 10 システムの sbus-probe-list に既定値 f0123 があり、SBus スロット 2 と 3 に TurboGXplus カードが実装されているとします。スロット 2 の TurboGXplus カードは、/dev/fb および /dev/fbs/cgsix0 に、スロット 3 の TurboGXplus カードは、/dev/fbs/cgsix1 になります。

この章で示したコマンド行の例は、フレームバッファーの種類を示すデバイスファイル名を使用しています。システムに適したデバイスファイル名に置き換えて使用してください。