Sun Enterprise 10000 Domain 構成マニュアル

システムコマンド

この節では、IDN による影響を受けるシステムコマンドとそれらのコマンドがどのように影響を受けるかを説明します。

snoop(1M) コマンド

snoop(1M) コマンドは、ごく限られた数のネットワーク MTU (Maximum Transfer Unit: 最大転送単位) サイズをサポートするだけであり、それらはすべて、IDN がサポートするサイズよりもはるかに小さなものです。IDN ドライバは、標準の Ethernet デバイスとしてシステムに認識されます。このため、snoop(1M) コマンドを使用して IDN データ転送を収集する場合は、-s オプションを付けて、1500 バイト以下に指定する必要があります。以下に例を示します。


# snoop -d idn0 -s 1500

IDN のポイントツーポイントという性質のため、ローカルドメインへ、またはローカルドメインから伝送されるトラフィックだけを snoop(1M) コマンドによって収集することができます。