デバイスのホストとなっているシステムボードは、そのデバイスのドライバが DDI_DETACH インタフェースをサポートしているか、または現在読み込まれていない場合にのみ切り離しが可能です。DDI_DETACH は、他のデバイスを処理している他のインスタンスに影響することなく、ドライバの特定のインスタンスを切り離すことができます。DDI_DETACH をサポートしているドライバは、切り離しに対して安全と呼ばれます。DDI_DETACH をサポートしていないドライバは、切り離しに対して危険と呼ばれます。
読み込まれている切り離しに対して危険なドライバを切り離すには、以下の処理が必要です。
切り離そうとする切り離しに対して危険なデバイスのコントローラ、およびドメイン内の全ボード上にある同種のコントローラの使用をすべて停止する
切り離しに対して危険なドライバの読み込みを解除する必要があるので、ドメイン内のすべてのシステムボードにある同種のコントローラの使用も停止させる必要があります。残りのコントローラは DR Detach が終了した後、再度使用できるようになります。
標準の Solaris インタフェースを使用して、ボード上のこれらのドライバをすべて手動で閉じてアンロードする
『SunOS リファレンスマニュアル』の modunload(1M) マニュアルページを参照してください。
通常の方法でシステムボードを切り離す
上記の処理が完了できない場合は、ブラックリストに登録されているボードを使ってドメインを再起動し (blacklist(4) マニュアルページ参照)、後でそのボードを削除することもできます。
他社のドライバ (Sun 以外のベンダーから購入したドライバ) の多くは、標準の Solaris modunload(1M) インタフェースをサポートしていません。通常の操作中、これらの機能を呼び出す条件はめったに起こりませんが、機能が欠けていたり、不適切な動作をしたりすることがあります。他社のデバイスを評価したりインストールする段階で、これらのドライバの機能をテストすることをお薦めします。