Solaris 8 のインストール (上級編)

SPARC: 作業を始める方法

  1. 表 5-4 を使用して、Solaris 8 をインストールするシステムが、対話式インストールを実行する準備ができていることを確認します。

    表 5-4 SPARC: 作業マップ: 対話式インストールのためのシステムの設定
     

    作業 

     

    説明 

     

    参照箇所 

     
     

    既存の Solaris 1.x (SunOS 4.x) ファイルのバックアップをとる

     

    Solaris 1.x リリース (SunOS 4.x) がシステムにインストールされている場合は、一部の Solaris 1.x ファイルを Solaris 8 ファイルに変換またはマージできます。begin スクリプトおよび finish スクリプトを使用して、ファイルを変換またはマージできます。

     

    Solaris 移行ガイド

     
            
     

    システムがサポートされているかどうかを確認する 

     

    ハードウェアのマニュアルで、Solaris 8 でシステムがサポートされているかどうかを調べます。 

     

    『Solaris 8 Sun ハードウェアマニュアル』

     
            
     

    旧バージョンの Solaris がインストールされている場合は、システムをアップグレードする方法を決定する 

     

    システムに以前の Solaris リリースがインストールされている場合は、システムをどのようにアップグレードするかを決定する必要があります。システムをアップグレードする前と後で何をすべきかを明確にしておいてください。 

     

    「SPARC: システムのアップグレード」

     
              
     

    Solaris 8 ソフトウェアをインストールするための十分なディスク容量がシステムにあるかどうかを確認する 

     

    (省略可能) ディスク容量の計画をたてるときには、どのソフトウェアグループをインストールするかなど、さまざまな考慮事項があります。 

     

    第 2 章「ディスク容量の計画」

     
              
     

    システム構成情報を事前設定する 

     

    (省略可能) sysidcfg ファイルまたはネームサービスを使用して、システムのインストール情報 (たとえばロケール) をあらかじめ設定できるため、インストール作業中にプロンプトに答えて毎回情報入力する手間が省けます。

     

    第 4 章「システム構成情報の事前設定」

     
              
     

    ネットワーク上でインストールするようにシステムを設定する 

     

    ネットワーク上でのインストールの場合のみ

    リモートの Solaris 8 SOFTWARE CD (SPARC) イメージからシステムをインストールするには、インストールサーバーまたはブートサーバーからシステムをブートしてインストールを行うように設定する必要があります。 

     

    第 9 章「ネットワーク上で Solaris ソフトウェアをインストールする準備」

     
           

  2. システムがネットワークの一部に組み込まれている場合は、Ethernet コネクタまたは類似のネットワークアダプタがそのシステムに接続されていることを確認します。

  3. tip(1) ラインで接続されているシステムに Solaris ソフトウェアを

    • インストールしない場合は、次の手順に進みます。

    • インストールする場合は、ウィンドウ表示が横 80 桁、縦 24 行以上あることを確認します。


      注 -

      tip ウィンドウの現在のサイズを調べるには、stty(1) コマンドを使用してください。


  4. システムの CD-ROM ドライブを使用して、システムに Solaris 8 のソフトウェアを

    • インストールしない場合は、次の手順に進みます。

    • インストールする場合は、Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) をシステムの CD-ROM ドライブに挿入します。

  5. システムをブートします。

    システム 

    操作 

    新規 (梱包から取り出したばかり) 

    システムの電源を入れます。 

    既存 

    スーパーユーザーで halt と入力するか、Stop キーと A キーを同時に押して ok プロンプトを表示します。システムのローカル CD-ROM ドライブからインストールする場合は、次のように入力します。


    ok boot cdrom
    

    ネットワーク上のインストールサーバーからインストールする場合は、次のように入力します。 


    ok boot net
    

    次のような情報が表示されます。


    Boot device: /sbus/espdma@e,8400000/esp@e,8800000/sd@6,0:f  File and args:
    SunOS Release 5.8 Version Generic 32-bit
    Copyright 1983-2000 Sun Microsystems, Inc.  All rights reserved.
    Configuring /dev and /devices
    Using RPC Bootparams for network configuration information.
    le0: No carrier - cable disconnected or hub link test disabled?

    数秒後、言語の選択メニューが表示されます。

  6. プロンプト、メッセージ、および他のインストール情報を表示するための言語を示す番号を入力します。

    ロケールのメニューが表示されます。

  7. インストールに使用するロケールを示す番号を入力します。

    OpenWindowsTM デスクトップが起動し、「Solaris インストールコンソール (Solaris Install Console)」ウィンドウには、次のメッセージが表示されます。


    The system is coming up.  Please wait.

    「Solaris インストールプログラム (Solaris Installation Program)」画面が表示されます。

    Graphic
  8. 「継続 (Continue)」をクリックします。

    「システムを確認してください (Identify This System)」画面が表示されます。

    Graphic