特記事項: SunFDDI アダプタ

隣接するステーションの統計情報の解釈

-m オプションを指定して pf_stat ユーティリティーを実行すると、ローカルインタフェース pf<inst> に接続されたステーションに関する情報が表示されます。

Phy (物理接続)

Phy は、FDDI ネットワークへの物理接続のタイプを示します。この見出しは、管理されているポートの種類に応じて、以下のように変更されます。

pf_stat では、Phy 見出しの下に以下のいずれかの状態が返されます。

表 2-4 PHY 見出しの下の pf_stat の状態

状態 

意味 

NONE

ポートは切り離されています。 

M

ポートは端末集配信装置 (コンセントレータ) のポート M に接続されています。 

S

ポートは、シングルアタッチステーションのポート S に接続されています。 

A

ポートは、デュアルアタッチステーションのポート A に接続されています。 

B

ポートは、デュアルアタッチステーションのポート B に接続されています。 

Frame (受信フレーム)

interval および count を指定せずに pf_statnf_stat を実行した場合は、インタフェースが有効になってから受信された合計 SMT フレーム数が表示されます。interval および count を指定して pf_statnf_stat を実行した場合は、最後の問い合わせ以降に受信された SMT フレーム数が表示されます。

SMT フレームに関するより詳細な情報は、pf_smtmon(1M) ユーティリティーまたは nf_smtmon(1M) ユーティリティーを使用して取得することができます。これらのユーティリティーについては、SMT フレームの監視を参照してください。

Error (エラーフレーム)

interval および count を指定せずに pf_statnf_stat を実行した場合は、インタフェースが有効になってから受信された合計エラーフレーム数が表示されます。interval および count を指定して pf_statnf_stat を実行した場合は、最後の問い合わせ以降に受信されたエラーフレーム数が表示されます。エラーフレームは、E (エラー) ビットが設定され、その E ビットがローカルステーションで初めて検出された SMT フレームです。このフレームは、エラーの原因の場所は示しません。エラーフレームが頻繁に発生する場合は、汚れ (光ファイバ) や電気的な干渉 (UTP) など、ネットワーク上にノイズの問題がある可能性があります。

Lost (消失フレーム)

interval および count を指定せずに pf_stat または nf_stat を実行した場合は、インタフェースが有効になってから受信された合計消失フレーム数が表示されます。interval および count を指定して pf_stat または nf_stat を実行した場合は、最後の問い合わせ以降に受信された消失フレーム数が表示されます。消失フレームは、ローカルステーションで受信が異常終了した SMT フレームです。このフレームは、エラーの原因の場所は示しません。消失フレームが多い場合は、汚れ (光ファイバ) や電気的な干渉 (UTP) など、ネットワーク上にノイズの問題がある可能性があります。

SA (ステーションアドレス)

ローカルステーションの MAC アドレスが表示されます。

UNA (上位隣接アドレス)

リングで、ローカルステーションから上位に接続された、隣接するステーションの MAC アドレスが表示されます。

DNA (下位隣接アドレス)

リングで、ローカルステーションから下位に接続された、隣接するステーションの MAC アドレスが表示されます。