Sun フレームバッファー使用の手引き

はじめに

このマニュアルでは、サンのフレームバッファーの設定オプションについて説明しています。このマニュアルで扱っているフレームバッファーのデバイスは以下のとおりです。

このマニュアルは、ビデオやグラフィックスの仕様に合わせてフレームバッファーやグラフィックスアクセラレータを設定する方を対象としています。

マニュアルの構成

このマニュアルの構成は、以下のとおりです。

第 1 章「TurboGXplus フレームバッファー」では、TurboGXplus カードを備えたシステムのさまざまな画面解像度を設定する方法や、複数モニターを使用する方法について説明します。

第 2 章「Creator グラフィックスアクセラレータ」では、ffbconfig ユーティリティーの使用方法について説明します。このユーティリティーにより、Creator 3D グラフィックスアクセラレータ、接続モニター、対応する X11 ウィンドウシステムの設定オプションを選択することができます。

第 3 章「Creator ウィンドウシステム」では、Creator および Creator 3D グラフィックスアクセラレータ上での Solaris X11 ウィンドウシステムの動作について説明します。

第 4 章「Creator グラフィックスアクセラレータにおける XIL の高速化」では、Creator および Creator 3D グラフィックスアクセラレータに固有の XIL 関数について説明します。

第 5 章「PGX グラフィックスアクセラレータ」では、m64config ユーティリティーを使用して、PGX グラフィックスアクセラレータの画面解像度を変更する方法について説明します。

第 6 章「PGX32 グラフィックスアクセラレータ」では、GFXconfig コマンドを使用して PGX32 グラフィックスアクセラレータの画面解像度を変更する方法について説明します。

第 7 章「Elite3D グラフィックスアクセラレータ」では、afbconfig ユーティリティーの使用方法について説明しています。afbconfig ユーティリティーは、Elite3D グラフィックスアクセラレータ、接続モニター、対応するX11 ウィンドウシステムの設定オプションを選択することができます。

第 8 章「Expert3D グラフィックスアクセラレータ」では、ifbconfig ユーティリティーの使用方法について説明しています。ifbconfig ユーティリティーは、Expert3D および Expert3D-Lite グラフィックスアクセラレータ、接続モニター、対応するX11 ウィンドウシステムの設定オプションを選択することができます。

第 9 章「複数のモニターの接続」では、SPARCstation システムで複数のモニターを使用する方法について説明します。

書体と記号について

このマニュアルで使用している書体と記号について説明します。

表 P-1 このマニュアルで使用している書体と記号

書体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を実行します。

% You have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して表します。 

machine_name% su

Password:

AaBbCc123またはゴシック

コマンド行の可変部分。実際の名前や値と置き換えてください。 

rm filename と入力します。

rm ファイル名 と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『Solaris ユーザーマニュアル』 

「 」

参照する章、節、または、 強調する語を示します。 

第 6 章「データの管理」を参照。 

この操作ができるのは「スーパーユーザー」だけです。 

¥ 

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅をこえる場合に、継続を示します。 

% grep `^#define ¥

  XV_VERSION_STRING'

シェルプロンプトについて

シェルプロンプトの例を以下に示します。

表 P-2 シェルプロンプト

シェル 

プロンプト 

UNIX の C シェル 

machine_name%

UNIX の Bourne シェルと Korn シェル 

machine_name$

スーパーユーザー (シェルの種類を問わない) 

#