SunVTS 4.1 ユーザーマニュアル

テストセッションの記録と再実行

Record および Replay 機能で SunVTS のテストセッションを記録することができます。1 回の記録で保存されるテストセッションは 1 つだけです。

イベントは、/var/opt/SUNWvts/vts_replay_file ファイルに記録されます。

テストセッションを記録しておくと、後に記録されたイベントで記録されたイベントシーケンスを SunVTS カーネルで再生することができます。


注 -

Record および Replay 機能は、イベントシーケンスを忠実に再現しますが、イベントの時間の長さは再現することができません。これは、それぞれの実行時間が異なるためです。


テストセッションを記録・再実行する
  1. SunVTS で実行するテストセッションを設定します。

    「SunVTS のテストセッションを構成する」を参照してください。

  2. コントロールパネルの start を強調表示し、Returnキーを押します。

    start メニューが表示されます。

  3. Start with Record を強調表示し、Returnキーを押します。

    テストセッションが実行され、イベントが記録されます。テストを停止すると、記録されたセッションを再実行することができます。

  4. コントロールパネルの start を強調表示し、Returnキーを押します。

    start メニューが表示されます。

  5. Replay を強調表示し、Returnキーを押します。

    カーネルは、SunVTS の構成と同様の設定で、同じテストを再実行します。


注 -

再実行中は、カーネルは、記録されたテストセッションを再表示しているだけでなく、実際に実行しています。