SunVTS 4.1 ユーザーマニュアル

テストセッション数の増減

オプションを組み合わせることによって、診断の要件に応じてテストの数を増減することができます。たとえば、個々のテストインスタンスが同時に実行されるようにテストオプションを変更して、単一または複数のプロセッサに対する負荷レベルを上げることができます。以下の手順を単独で、または組み合わせて使用し、テストセッションの規模を調整することができます。

テストインスタンス数を変更する

デバイス上で、同じテストのコピーを複数同時に実行することにより、テストセッション数を増減することができます。個々のコピーを「テストインスタンス」と呼びます。各テストインスタンスは、独立した、同一テストのプロセスです。テストインスタンスの数は、システムレベル、グループレベル、デバイスレベルで以下のように設定することができます。

  1. 以下のいずれかのレベルで Test_Execution オプションメニューを開きます。

    • システムレベル ―コントロールパネルの set_options メニューから Test_Execution を選択します。

    • グループレベル ― Test_Groups パネルで、グループの隣にある Options から Test_Execution を選択します。

    • デバイスレベル ― デバイスオプションメニューのデバイスから Test_Execution を選択します。

  2. Num of Instances の設定を強調表示し、値を入力します。

  3. Apply を強調表示し、Returnキーを押します。

テストの同時実行オプションを変更する

Schedule Option ダイアログボックス (システムレベルとグループレベル) には、設定を変更することでテストセッション数を増減できるオプションが 2 つあります。

  1. 以下のいずれかのレベルで Schedule オプションメニューを開きます。

    • システムレベル ― コントロールパネルの set_options メニューから Schedule を選択します。

    • グループレベル ― Test_Groups パネルで、グループの隣にある Options から Schedule を選択します。

  2. concurrency の設定を強調表示し、値を入力します。

  3. Apply を強調表示し、Returnキーを押します。

Processor Affinity オプションでテストにプロセッサを割り当てる (マルチプロセッサシステム向け)

デフォルトでは、各テストインスタンスは、Solaris カーネルによってその時点で使用可能なプロセッサにを割り当てられます。マルチプロセッサシステムでは、以下の手順でテストインスタンスを特定のプロセッサに割り当てることができます。

  1. 以下のいずれかのレベルで Test_Execution オプションメニューを開きます。

    • システムレベル ― コントロールパネル の set_options メニューから Test_Execution を選択します。

    • グループレベル ― Test_Groups パネルで、グループの隣にある Options から Test_Execution を選択します。

    • デバイスレベル ― デバイスオプションメニューのデバイスからTest_Execution を選択します。


    注 -

    Processor Affinity フィールドは、マルチプロセッサシステムでのみ表示されます。



    注 -

    Processor Affinity オプションは、cputestfputest などのプロセッサテストでは使用できません。これらのテストは、システム上の各プロセッサに個別に関連付けられているため、異なるプロセッサに割り当てることはできません。


  2. Processor Affinity の設定を強調表示し、値を入力します。

  3. Apply を強調表示し、Returnキーを押します。