SunVTS 4.1 ユーザーマニュアル

SunVTS のハードウェアテスト

SunVTS アプリケーションには、多くのテストがまとめられています。各テストは、SunVTS カーネルからは独立したプロセスとして動作します。

SunVTS を起動すると、SunVTS カーネルが自動的にシステムカーネルを調査し、接続されているハードウェアデバイスを特定し、テスト可能なデバイスが SunVTS ユーザーインタフェースに表示されます。これにより、ハードウェア構成をすばやく確認することができます。対象とするシステムで可能なテストだけが表示されます。

テスト中、すべての SunVTS ハードウェアテストは、プロセス間通信 (IPC) プロトコルを使用してテスト状態とメッセージを SunVTS カーネルに送信します。カーネルは、その状態をユーザーインタフェースに渡し、メッセージを記録します。

SunVTS 3.0 以降では、SunVTS カーネルと大部分のテストは、32 ビットおよび 64 ビットオペレーティング環境の両方をサポートしています。