SunVTS 4.1 テストリファレンスマニュアル

sunbuttons テストの実行

SunButtons の機能は、以下のいずれかの方法で検査することができます。

.customtest ファイルを使用する

後の説明に従って .customtest ファイルを編集し、各ボタンが機能することを確認します。正常であれば、各機能が順番に点灯します。


注 -

.customtest ファイルは 2 カ所にあります。使用している Solaris 環境に対応する .customtest ファイル (/opt/SUNWvts/bin ディレクトリにある 32 ビット用または /opt/SUNWvts/bin/sparcv9 ディレクトリにある 64 ビット用) を編集してください。


  1. .customtest に以下の行を追加してください。


    sunbuttons;sunbuttons; Mode<CYCLE|diag|diag|mode>
    sundials;sundials; Mode<CYCLE|diag|diag|mode>
    

    xhost + コマンドの実行が必要になることがあります。

bdconfig コマンドを使用してポートを設定する

以下の手順でポートを設定します。

  1. /usr/sbin/bdconfig コマンドを実行して、/dev/term/a または /dev/term/b ポートの設定を行い有効にします。

    以下は、設定したシリアルポートを検査する例です。


    # ls -l /dev/bd*
    lrwxrwxrwx  1 root   other     11 Nov 12 15:39 /dev/bd -> /dev/term/b
    #

  2. 設定したシリアルポート (aまたはb) に SunButtons または SunDials デバイスを接続します。

SunVTS を起動する

SunVTS を起動すると、sundialssunbuttons などの選択オプションの 1 つとして Customtest が表示されます。

  1. 機能テストモードに切り換えて、Intervention を有効にします。

  2. sunbuttons と sundials テストを有効にします。

  3. テストを開始します。

    対話モードでは、ポップアップウィンドウが表示されます。

  4. Diagnostics ボタンを選択します。

    テストによって自動的に処理が行われ、Diagnostics ボタンが再び選択可能になります。

  5. ポップアップウィンドウを終了します。

    シングルパスが登録されます。


    注 -

    sunbuttonssundials を同時に実行しないでください。


シェルコマンド行から実行する

これは対話型テストです。検査するボタンボックスを画面表現したもの (図 46-1 参照) が表示され、各ボタンを押すことによって、対応するボタンの変化を確認することができます。

  1. ボタンボックスがシリアルポートの 1 つに接続され、電力変圧器を持っていることを確認します。

  2. 診断テストを実行するには、メニューの一番上にある Diagnostics ボタンを選択します。

    診断テストを実行している間は、画面上のボタンボックスのボタンは変化しません。

    sunbuttons テストには、オプションダイアログボックスはありません。

図 46-1 sunbuttons のテストツール

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