Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)

受信したデータの破壊

デバイスエラーによって、受信バッファに壊れたデータが格納されてしまうことがあります。このような破壊を、デバイスドメインの外 (たとえば、ネットワーク内など) で発生した破壊と区別することはできません。通常は、プロトコルスタックのトランスポートレイヤーやデバイスを使用するアプリケーション内部での整合性チェックなど、この種の破壊に対処する既存のソフトウェアが既に配備されています。

ディスクドライバなどのように、受信したデータの整合性を上位レイヤーでチェックしない場合は、ドライバ内部で整合性をチェックすることができます。受信したデータの破壊を検出する方法は、一般にデバイス固有です (チェックサム、CRC など)。