IP ネットワークマルチパスの管理

用語集

この用語集には、このマニュアルで新たに使用していますが、「Global Glossary」にはない用語の説明だけが記載されています。その他の用語の説明については、http://docs.sun.com:80/ab2/coll.417.1/GLOBALGLOSS/@Ab2TocView の「Global Glossary」を参照してください。

IP リンク

リンク層でノード間の通信に使用される通信設備や通信媒体。リンク層とは IPv4 および IPv6 のすぐ下の層で、Ethernet (ブリッジされたものも含む) や ATM ネットワークなどがある。IP リンクには、1 つまたは複数の IPv4 サブネット番号 (ネットワーク接頭子) が割り当てられる。同じサブネット番号 (ネットワーク接頭子) を複数の IP リンクに割り当てることはできない。ATM LANE では、IP リンクは 1 つのエミュレートされた LAN である。ARP を使用する場合、ARP プロトコルの有効範囲は単一の IP リンクである。

回復検出

障害の発生後、NIC や NIC から第 3 層の装置への経路が、正しく動作し始めたことを検出する処理

回復した経路への復帰

ネットワークアクセスを、回復が検出されたインタフェースに戻す処理

障害経路の迂回

ネットワークアクセスを障害が検出されたインタフェースから正常な物理インタフェースに切り替える処理。ネットワークアクセスには、IPv4 のユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストと、IPv6 のユニキャストとマルチキャストが含まれる。

障害検出

NIC や NIC から第 3 層の装置への経路が動作しなくなったことを検出する処理

待機インタフェース

グループ内の他の物理インタフェースに障害が発生するまでデータの伝送には使用されない物理インタフェース

ネットワークインタフェースカード (NIC)

リンクとのインタフェースになる、内部ネットワークアダプタおよび独立したネットワークアダプタカード

物理インタフェース

リンクに対するノードの接続。この接続は通常、デバイスドライバとネットワークアダプタとして実装される。ネットワークアダプタによっては、qfe のように複数の接続点をもつ場合もある。このマニュアルでは、「ネットワークアダプタ」は「単一接続点」を示す。

物理インタフェースグループ

同じリンクに接続されている、システムの物理インタフェース群。グループ内のすべての物理インタフェースには、識別のための空文字列でない同じ名前が割り当てられる。

物理インタフェースグループ名

グループを識別する、物理インタフェースに割り当てられる名前。この名前の有効範囲は 1 つのシステム。同じグループ名を共有する複数の物理インタフェースは、物理インタフェースグループを構成する。