Solaris 8 オペレーティング環境の概要

Web サービス

この節では、Web ブラウジングと、Web ページで動作中の Java アプリケーションに関連する新しい機能、および新しい Web サーバーについて説明します。

Java Plug-in

Solaris オペレーティング環境用の Java Plug-in は、Netscape Navigator のアドオン製品です。この製品を利用すると、Navigator に付属しているデフォルトの Java Virtual Machine (JVM) ではなく Java Runtime Environment (JRE) 1.2 を使用して Java アプレットと JavaBeans コンポーネントを Web ページで実行できます。

詳細は、『Solaris Java Plug-in ユーザーズガイド』を参照してください。

Netscape Communicator 4.7

Solaris 8 には Netscape Communicator 4.7 が含まれており、システムにデフォルトでインストールされます。

Netscape Communicator を使用すると、インターネット上で情報の通信、共有、アクセスなどが行えます。この製品は次のツールから構成されます。

Solaris Network Cache and Accelerator

Solaris Network Cache and Accelerator (NCA) は、HTTP 要求の際にアクセスされる Web ページのカーネル内キャッシュを維持することにより、Web サーバーのパフォーマンスを向上させます。NCA は、要求をそれ自体で処理するか、あるいは Web サーバーに渡して処理を行わせることにより、完全な HTTP (バージョン 1.1 まで) プロトコルをサポートします。この機能は、NCA 互換の Web サーバーを必要とします。

詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 3 巻)』を参照してください。

Apache Web サーバー

Apache は、HTTP Web サーバーのオープンソース実装です。Apache は、インターネットで現在もっとも人気のある Web サーバーの 1 つです。Solaris には、現在、このオープンソースの Apache Web サーバーが含まれています。このコンポーネントには、プロキシサーバーサポート、mod_perl モジュールなど、すべての標準 Apache モジュールが含まれています。

この製品には、Apache Group (http://www.apache.org) によって開発された、Apache HTTP サーバープロジェクトで使用するためのソフトウェアが含まれます。

詳細は、apache(1) のマニュアルページを参照してください。