SunVTS 4.2 ユーザーマニュアル

オンラインシステムをテストするための SunVTS の起動

他のアプリケーションが動作していて、それらのアプリケーションがテストの影響を受けないようにするには、vtsui.online コマンドを使用して SunVTS を起動します。ただし、SUNWodu パッケージと適切な configd パッケージがシステムにインストールされていることが前提となります (詳細は第 2 章「SunVTS のインストールと削除」を参照してください)。

表 3-4 オフラインテストとオンラインテストの動作比較

システム状態 

接続テストモード 

機能テストモード 

オフライン: 動作中のアプリケーションがなく、テストセッションですべてのシステム資源を利用できる状態です。 デフォルトでは、この状態に設定されています。sunvts コマンドを使用して、SunVTS を起動してください。

低負荷かつ高速なテストによって、テスト対象デバイスの可用性と接続状態を検査します。このテストモードは、オフラインとオンラインのいずれの状態でも非占有型です。 

徹底的なテストが行われ、テスト中はあらゆるシステム資源を要求できます。すべてのテストオプションは、テストを改善するために変更することができます。 

オンライン: 他のアプリケーションが動作中で、テストセッションがそれらのアプリケーションに影響を及ぼさないようにする必要がある状態です。vtsui.online コマンドで SunVTS を起動してください。

上記に同じ 

非占有型で限定的な機能テストが行われます。非占有型のテスト状態が損なわれることがないように、多くのテストオプションは固定されており、変更することはできません。 


注 -

SunVTS の今後の改訂版では、vtsui.online コマンドを使用して起動する Sun VTS オンラインテスト機能が利用できなくなる予定です。オンラインテスト機能を提供するSUNWodu パッケージは削除されます。サンのシステムのオンライン診断テストは、現在、Sun Management Center ソフトウェアの Sun Hardware Diagnostic Suite 追加ソフトウェアを使用して利用できます。詳細は、http://www.sun.com/sunmanagementcenter を参照してください。


オンラインモードで SunVTS を起動する
  1. vtsui.online コマンドを使用します。


    # /opt/SUNWvts/bin/vtsui.online -h hostname
    

SunVTS は、非占有型で限定的なテストのみ実行します。