SunVTS 4.2 テストリファレンスマニュアル

sptest のコマンド行構文

/opt/SUNWvts/bin/sptest 標準引数 -o dev=デバイス名,porta= ポート名, T=テストタイプ,L=ループバックタイプ,M=モード,D=データパターン,AB=非道期時ボーレート,S=非同期時書き込みサイズ,par=none|even|odd,BS=1|10|100|1000|3000|5000|10000 ,F=フロー制御, B=同時期ボーレート,DP=同期時ドロップ許容レベル,P=同期時時間切れ

表 50-5 sptest のコマンド行構文

引数 

説明 

dev=デバイス名

テストするシリアルポートを指定します。デフォルト値はないため、以下のような形式で必ず指定する必要があります。 

  • se0,

  • zs0, zs1

  • zs2, zs3

  • ..., ...

porta=ポート名

シリアルデバイスペアの最初のデバイス名を指定します。デフォルトは a です。

T=テストタイプ

実行するテストのタイプとして、以下のいずれかを指定します。 

  • a= ポート a でテストを実行

  • b= ポート b でテストを実行

  • a_b= ポート a、b の順にテストを実行

  • a_b_concurrent= ポート a と b で同時にテストを実行

  • a_to_b= ポート a からポート b にテストを実行

L=ループバックのタイプ

ポートに接続するループバックコネクタのタイプとして以下のいずれかを指定します。 

  • No_modem_a_to_b

  • Internal_a_to_a__b_to_b

  • Plug_a_to_a__b_to_b

  • Modem_a_to_b

M=モード

テストモードとして、以下のいずれかを指定します。 

  • asynch

  • synch

  • both

デフォルトは、asynchronous (非同期) です。 

D=データパターン

転送するデータパターンを指定します。指定可能な値は以下のいずれかです。 

  • Random

  • Sequential

  • 0x00-0xFF

  • Alphanumeric

AB=ボーレート

非同期モードでのボーレートを指定します (デフォルト = 9600)。有効な値は、110 〜 460800 の範囲です。

注 - 一部のプラットフォームでは、38400 または 76800 までのボーレートしかサポートされていません。153600 を超えるボーレートを使用するには、シリアル回線ドライバを RS-232 モードではなく、RS-423 モードに設定する必要があります。 

S=非同期時総サイズ

非同期モードでの総書き込みバイト数を 1 〜 10000 バイトの範囲で指定します。 

par=none|even|odd

非同期ループテストでのパリティーを指定します。デフォルトは none です。 

BS=1|10|100|1000|3000|5000|10000

非同期モードでの書き込みバイト数です。デフォルトは100 です。 

F=フロー制御

非同期モードでのフロー制御方法として、以下のいずれかを指定します。 

  • Hardware (RTS/CTS)

  • Software (xon/xoff)

  • None

B=ボーレート

同期モードでのボーレートを指定します (デフォルト = 9600)。 有効な値は 110 〜 256000 の範囲です。

注 - 一部のプラットフォームでは、38400 または 76800 までのボーレートしかサポートされていません。100000 を超えるボーレートを使用するには、シリアル回線ドライバを RS-232 モードではなく、RS-423 モードに設定する必要があります。 

DP=同期時ドロップ 許容レベル

同期モードでのパケットドロップの許容レベルを指定します (デフォルト=20 %)。 

P=同期時時間切れ

同期モードでのポーリング中の追加待ち時間を秒単位で指定します。 


注 -

64 ビットのテストは、sparcv9 サブディレクトリに格納されています (/opt/SUNWvts/bin/sparcv9/テスト名)。このディレクトリにテストが存在しない場合は、そのテストは、32 ビットのテストとしてだけ実行することができます。詳細は、「32 ビットテストと 64 ビットテスト」を参照してください。