Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

pidmax

説明

このパラメータは、取り得る最大のプロセス ID の値を指定します。これは Solaris 8 以降のリリースで有効です。

pidmaxmaxpid 変数の値を設定します。したがって、maxpid がいったん設定されると、pidmax は無視されます。maxpid は、カーネルの別のところで、最大のプロセス ID を判別したり、制約のチェックを行うために使用されます。

/etc/system ファイルに maxpid エントリを追加して設定しようとしても、効果はありません。

データ型

符号付き整数

デフォルト

30,000

範囲

266 から 999,999

単位

プロセス

動的か

いいえ。pidmax の値を設定するためにブート時だけ使用されます。

検査

値が reserved_procs の値や 999,999 と比較されます。値が reserved_procs より小さいか 999,999 より大きいと、値は 999,999 に設定されます。

暗黙的制約

max_nprocs に対して範囲の検査が行われ、max_nprocs は常にこの値以下に保たれます。

どのような場合に変更するか

システムで 30,000 を超えるプロセスをサポートするには、このパラメータの変更が必要です (他の処理も必要)。

コミットレベル

変更の可能性あり