Solaris 8 のシステム管理 (追補)

Solaris Management Console の起動

Solaris Management Console (SMC) には、主に次の 3 つの要素があります。

コンソールは、コマンド行から (手順は以下を参照)、CDE フロントパネルの「ツール」メニューから、またはアプリケーション・マネージャかファイルマネージャの SMC アイコンのダブルクリックによって起動することができます。

コンソールをコマンド行から起動するには
  1. /usr/sadm/bin (デフォルトのディレクトリ) から、次のように実行します。


    % smc
    

    注 -

    SMC は一般ユーザーとして起動することができますが、一部のツールやアプリケーションは、スーパーユーザーとしてログインしない場合や SMC サーバーのログイン中に役割にならない場合はロードしないことがあります。


SMC ツールボックスエディタを起動するには
  1. /usr/sadm/bin (デフォルトのディレクトリ) から、次のように実行します。


    % smc edit
    

    注 -

    SMC ツールボックスエディタは一般ユーザーとして起動することができますが、スーパーユーザーとしてログインしない場合サーバーのツールボックスを保存することはできません。


SMC サーバーが動作しているか判断するには

SMC の実行にトラブルがある場合、SMC サーバーが動作していないかまたは何らかのエラー状態にある可能性があります。SMC サーバーが動作しているかどうかを判断するには、以下の手順を実行します。

  1. スーパーユーザーとして、以下を実行します。


    # /etc/init.d/init.wbem status
    

    SMC サーバーが動作している場合は、次のようなメッセージが返されます。


    SMC サーバー バージョン 2.0.0 をポート 898 上で実行中です
SMC サーバーを起動するには
  1. スーパーユーザーとして、以下を実行します。


    # /etc/init.d/init.wbem start
    

    SMC を起動すると、「SMC サーバーの準備が完了しました」というメッセージが返されます。

SMC サーバーを停止するには
  1. スーパーユーザーとして、以下を実行します。


    # /etc/init.d/init.wbem stop
    

    「ポート 898 上の SMC サーバーを停止しています」というメッセージが返されます。