Solaris 8 のシステム管理 (追補)

新しい動的再構成のエラーメッセージ

Solaris 8 1/01 リリースで動的再構成ソフトウェアが拡張され、動的再構成に関する問題への対処方法が改良されました。この節で記述する情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「デバイスの構成」の章に記載されている動的再構成に関する問題への対処方法についての情報を補足するものです。

cfgadm コマンドを使用してスワップデバイスや専用のダンプデバイスなどのシステムリソースを削除しようとした時に、そのシステムリソースがまだアクティブである場合は、エラーメッセージが表示されます。

以下は、エラーメッセージについての説明です。

エラーメッセージ

cfgadm: Component system is busy, try again: failed to 
offline:
     device path
          Resource              Information
     ------------------  --------------------------
     /dev/dsk/device-name   swap area
原因

1 つまたは複数の構成されているスワップ領域を削除または置き換えようとしました。

解決方法

指定されたデバイス上のスワップ領域の構成を解除してから、再度 cfgadm を実行します。

エラーメッセージ

cfgadm: Component 
system is busy, try again: failed to offline:
     device path
          Resource              Information
     ------------------  --------------------------
     /dev/dsk/device-name   dump device (swap)
原因

スワップ領域上に構成されているダンプデバイスを取り外そうとしたか、置き換えようとしました。

解決方法

スワップ領域に構成されているダンプデバイスの構成を解除してから、再度 cfgadm を実行します。

エラーメッセージ

cfgadm: Component 
system is busy, try again: failed to offline:
     device path
          Resource              Information
     ------------------  --------------------------
     /dev/dsk/device-name   dump device (dedicated)
原因

専用ダンプデバイスを取り外そうとしたか、置き換えようとしました。

解決方法

専用となっているダンプデバイスの構成を解除し、再度 cfgadm を実行します。

詳細は、cfgadm(1M) のマニュアルページを参照してください。