Sun WBEM SDK 開発ガイド

イベントインジケーションの生成方法

デフォルトでは、CIM Object Manager は、内部イベントのインジケーションを一定間隔でポーリングします。イベントポーリングの間隔や CIM Object Manager のデフォルトのポーリング動作を変更するには、cimom.properties ファイルのプロパティを編集します。cimom.properties ファイルの編集方法については、『Solaris WBEM Services の管理』を参照してください。

CIM Object Manager は、指定されたポーリング間隔でインスタンスを列挙し、列挙された 2 つのインスタンスセットの間にインスタンスの追加や変更、削除があったかどうかを判定します。プロバイダがイベントのインジケーションを生成する場合には、CIM Object Manager はこのプロバイダをポーリングしません。プロバイダは、可能な場合は、サポートするクラスの動的インスタンスで発生する内部イベントのインジケーションを生成する必要があります。これによって、CIM Object Manager がイベントをポーリングすることによるパフォーマンスの低下を避けることができます。

CIM Object Manager Repository は、内部インスタンスが作成、変更、または削除されると、インジケーションを生成します。