クラスのプロパティを新たに作成したり、メソッドの入力パラメータを設定する場合には、特定のデータ型を持つ値を指定するために CIM WorkShop で提供されている任意のダイアログボックスを使用できます。これらのダイアログボックスは、適切なデータ型の値だけを入力できるように設定されています。使用できるダイアログボックスを次に示します。
「実数型整数 (Real Integer)」ダイアログボックス
「符号付き整数 (Signed Integer)」ダイアログボックス
「符号なし整数 (Unsigned Integer)」ダイアログボックス
「文字列 (String)」ダイアログボックス
「配列 (Array)」ダイアログボックス
「ブール (Boolean)」ダイアログボックス
「日付/時刻 (Date/Time)」ダイアログボックス
このダイアログボックスの「値 (Values)」フィールドには、実数型の整数だけを入力できます。実数型の整数は正、負のどちらでもよく、小数点も使用できます。データ型が実数型の整数のプロパティを作成する場合は、このダイアログボックスの「値 (Values)」フィールドに実数型の整数を入力してください。
このダイアログボックスの「値 (Values)」フィールドには、指定したサイズの符号付き整数だけを入力できます。符号付き整数は、正または負の整数です。符号付き整数である値を持つ CIM プロパティのサイズは、8 ビット、16 ビット、32 ビット、または 64 ビットです。プロパティの値を構成する符号付き整数のサイズに基づき、このダイアログボックスの「値 (Values)」フィールドに次の値を入力してください。
8 ビットの符号付き整数であるプロパティには、8 ビット相当の正または負の数値を入力する。
16 ビットの符号付き整数であるプロパティには、16 ビット相当の正または負の数値を入力する。
32 ビットの符号付き整数であるプロパティには、32 ビット相当の正または負の数値を入力する。
64 ビットの符号付き整数であるプロパティには、64 ビット相当の正または負の数値を入力する。
このダイアログボックスの「値 (Values)」フィールドには、指定したサイズの符号なし整数だけを入力できます。符号なし整数は正の整数です。符号なし整数である値を持つ CIM プロパティのサイズは、8 ビット、16 ビット、32 ビット、または 64 ビットです。プロパティの値を構成する符号なし整数のサイズに基づき、このダイアログボックスの「値 (Values)」フィールドに次の値を入力してください。
8 ビットの符号なし整数であるプロパティには、8 ビット相当の正の数値を入力する。
16 ビットの符号なし整数であるプロパティには、16 ビット相当の正の数値を入力する。
32 ビットの符号なし整数であるプロパティには、32 ビット相当の正の数値を入力する。
64 ビットの符号なし整数であるプロパティには、64 ビット相当の正の数値を入力する。
このダイアログボックスの「値 (Values)」フィールドには、英数字を入力できます。タイプが文字列であるプロパティの値を指定する場合は、このダイアログボックスの「値 (Values)」フィールドに文字列 (例: Processor_Type) を入力します。文字列には、整数は使用できません。
「配列 (Array)」ダイアログボックスには、プロパティの値として配列を指定できます。次に、配列を返すために使用できる「配列 (Array)」ダイアログボックスを示します。
「8 ビット符号なし整数配列 (8–Bit Unsigned Integer Array)」ダイアログボックス – サイズが 8 ビット相当の正の整数のコレクションを返す。
「16 ビット符号なし整数配列 (16–Bit Unsigned Integer Array)」ダイアログボックス – サイズが 16 ビット相当の正の整数のコレクションを返す。
「32 ビット符号なし整数配列 (32–Bit Unsigned Integer Array)」ダイアログボックス – サイズが 32 ビット相当の正の整数のコレクションを返す。
「64 ビット符号なし整数配列 (64–Bit Unsigned Integer Array)」ダイアログボックス – サイズが 64 ビット相当の正の整数のコレクションを返す。
「8 ビット符号付き整数配列 (8–Bit Signed Integer Array)」ダイアログボックス – サイズが 8 ビット相当の正または負の整数のコレクションを返す。
「16 ビット符号付き整数配列 (16–Bit Signed Integer Array)」ダイアログボックス – サイズが 16 ビット相当の正または負の整数のコレクションを返す。
「32 ビット符号付き整数配列 (32–Bit Signed Integer Array)」ダイアログボックス – サイズが 32 ビット相当の正または負の整数のコレクションを返す。
「64 ビット符号付き整数配列 (64–Bit Signed Integer Array)」ダイアログボックス – サイズが 64 ビット相当の正または負の整数のコレクションを返す。
「文字列配列 (String Array)」ダイアログボックス – 英字文字列と数字文字列のコレクションを返す。
「ブール式配列 (Boolean Array)」ダイアログボックス – ブール式 (TRUE または FALSE) のコレクションを返す。
「32 ビット実数配列 (32–Bit Real Array)」ダイアログボックス – サイズが 32 ビット相当の、小数点付きまたは小数点なしの正または負の実数のコレクションを返す。
「64 ビット実数配列 (64–Bit Real Array)」ダイアログボックス – サイズが 64 ビット相当の、小数点付きまたは小数点なしの正または負の実数のコレクションを返す。
「16 ビット文字配列 (16–Bit Character Array)」ダイアログボックス – サイズが 16 ビット相当の、英字文字列と数字文字列のコレクションを返す。
「日付 / 時間配列(Date/Time Array)」ダイアログボックス – mm-dd-yy 形式による日付と、hh:mm:ss 形式による時間のコレクションを返す。
「ブール (Boolean)」ダイアログボックスでは、選択したプロパティの値として TRUE または FALSE を指定できます。
「日付/時刻 (Date/Time)」ダイアログボックスでは、CIM 仕様に基づいて、新しいプロパティやメソッドの日付や時刻の値を設定できます。「日付/時刻 (Date/Time)」ダイアログボックスは、次のダイアログボックスから表示します。
DateTime 値を使用する新しいプロパティの値を選択するときに「新規クラス (New Class)」ダイアログボックスから。
メソッドのパラメータの「入力値 (Input Value)」を選択するときに「メソッドの呼び出し (Invoke Methods)」ダイアログボックスから。
値を設定するためのダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスの「追加 (Add)」をクリックして、「日付/時刻 (Date/Time)」ダイアログボックスを表示します。
「日付/時刻 (Date/Time)」ダイアログボックスのフィールドに、日付と時刻を次の形式で入力します。
4 桁の年を yyyy で
月を mm で
日を dd で
時を 24 時間単位の hh で
分を mm で
秒を ss で
マイクロ秒を mmmmmm で
世界標準時 (UTC) からの時差 (差分) を表す正符号 (+)、負符号 (-)、または (:) で
(:) を指定すると値は時間間隔とみなされるため、yyyymm は日数として解釈されます。
UTC からのオフセット (分) を utc で
たとえば、1999 年 6 月 7 日 月曜日、午後 1:30:15 (EST) は 19990607133015.000000-300 となります。