モバイル IP の管理

ホームアドレス付きのモバイルノード

ホームアドレス付きのモバイルノード用の Address セクションには、アドレスタイプと SPI 識別子を定義した Type および SPI ラベルが含まれます。Address セクションの構文は次のとおりです。


[Address address]
     Type = <agent/node>
     SPI = SPI-identifier

サポートされた各モバイルノードに対して Address セクションをホームエージェントの構成ファイル内に指定しなければなりません。各モバイルノードは、node に設定された Type ラベルを持ちます。

モバイル IP メッセージ認証が外来エージェントおよびホームエージェント間で必要な場合は、エージェントが通信する必要のある各ピアに対して Address セクションを指定しなければなりません。各モビリティエージェントは、agent に設定された Type ラベルを持ちます。

構成した SPI 値は、構成ファイルに存在する SPI セクションを示さなければなりません。

また、ホームアドレスを持つモバイルノード用の専用アドレスを構成することもできます。

表 2–5 で、ホームアドレス付きのモバイルノード用の Address セクションに指定可能なラベルと設定値について説明します。

表 2–5 Address セクションのラベルと設定値 — ホームアドレス付きのモバイルノード

ラベル 

設定値 

説明 

Type

node または agent

この項目がモバイルノードまたはモビリティエージェント用であることを指定する 

SPI

n

関連する項目用の SPI 値を指定する