Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)

Java 2 SDK Standard Edition バージョン 1.2.2_07a と以前のリリース

次に、J2SE リリースの新しい機能について説明します。

表 18–1 以前の Java 2 Standard Edition (J2SE) リリース

Java リリース 

Update リリース 

J2SE 1.2.2_07a では、J2SE 1.2.2 シリーズの前回のリリースで見つかったバグが修正されています。J2SE 1.2.2_07a での重要なバグ修正に、J2SE 1.2.2_05 で発生したパフォーマンスの低下に対する修正があります。J2SE 1.2.2_07a におけるバグ修正の詳細は、http://java.sun.com/j2se/1.2/ReleaseNotes.html を参照してください。

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J2SE 1.2.2_06 が前回のリリースのバグ修正によって改良されました。 

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J2SE v. 1.2.2_05a は、v. 1.2.2_05 (末尾に「a」が無い) のバグ修正版であり、次の新機能および拡張機能が組み込まれています。 

  • スケーラビリティの向上 (20 以上の CPU に対応)

    プリミティブおよびスレッドの並行処理能力の向上により、マルチスレッド化プログラムの性能が向上し、多数のスレッドを使用するプログラムにおいてガーベッジコレクションによる休止時間が大幅に削減されました。

  • JIT コンパイラの最適化の向上

    JIT コンパイラが実行する新しい最適化機能は、仮想および非仮想方式のインライン化、拡張基本ブロック内の CSE、配列結合の検査を不要にするループ分析、およびより速いタイプチェックです。

  • テキストの描画性能の向上

    Direct Graphics Access (DGA) サポートが組み込まれていない Solaris ソフトウェアプラットフォーム上の Java 2 Standard Edition では、いくつかのグラフィック最適化機能によって、テキストの描画性能が大幅に向上しました。これらのプラットフォームには、Ultra 5、Ultra 10、Solaris (Intel 版) オペレーティング環境、およびすべてのリモートディスプレイシステムが含まれます。

  • poller クラスのデモパッケージ

    Java アプリケーションから C の poll(2) ルーチンの関数に、効率的にアクセスできるようになりました。これは、サンプルサーバーを組み込んだデモパッケージとして提供されます。

  • Swing の向上

    Swing クラスに関して、品質と性能の両面で大幅な改善がなされました。詳細については、次の URL にアクセスしてください。

    • http://Java.sun.com/products/jdk/1.2/changes.html

    • http://java.sun.com/products/jdk/1.2/fixedbugs/index.html

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