Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)

Java Naming and Directory Interface (JNDI) API

J2SE 1.3.0 の新しい Java Naming and Directory Interface (JNDI) API を使用すると、開発者は Java プログラミング言語で書かれたアプリケーションに、ネーミング機能およびディレクトリ機能が追加できます。JNDI の開発目的は、特定のネーミングサービスやディレクトリサービスの実装に依存することなく、異種混在の企業のネーミングサービスおよびディレクトリサービスにシームレスに接続することです。したがって、新規のサービス、拡大中のサービス、すでに展開済みのサービスなど、さまざまなサービスに一貫した方法でアクセスできます。この業界標準のインタフェースを使用すれば、開発者は J2SE 1.3.0 で強力かつ移植性がある、ディレクトリが使用可能なアプリケーションの構築が可能になります。

JNDI アーキテクチャは、API と Service Provider Interface (SPI) で構成されています。Java アプリケーションはこの API を使用して、さまざまなネーミングサービスやディレクトリサービスにアクセスします。SPI では、さまざまなネーミングサービスやディレクトリサービスを透過的にプラグインできるため、Java アプリケーションがサービスにアクセスできるようになります。J2SE 1.3.0 のリリースの JNDI には、次のサービスにアクセスできる、サービスプロバイダが同梱されています。