Solaris 8 のシステム管理 (追補)

PrivacyOptions オプションにおける変更点

下記の表では、PrivacyOptions (popt) の新しい引数と更新された引数を示します。このオプションは、sendmailroot 特権を放棄することなく、コマンド行から宣言することができます。この sendmail オプションを宣言するには、次のいずれかの構文を使用します。


O PrivacyOptions=argument                # 構成ファイル用
-OPrivacyOptions=argument                # コマンド行用
define(`confPRIVACY_FLAGS',`argument')   # m4 構成用

次の表では、PrivacyOptions オプションの新しい引数と更新された引数を示します。

表 21–8 PrivacyOptions の新しい引数と更新された引数

引数 

説明 

goaway

noetrn フラグと noreceipts フラグは許可されなくなりました。

nobodyreturn

この引数は、オリジナルのメッセージの本文を配信ステータス通知に含まないことを sendmail に知らせます。

noreceipts

この引数を設定すると、配信ステータス通知 (DSN: Delivery Status Notification) が発行されません。