SunVTS 4.3 テストリファレンスマニュアル

mpconstest のコマンド行構文

/opt/SUNWvts/bin/mpconstest 標準引数 -o tst=1|2,itm=数値,a,b,c,e,h,loops=数値,memsize=メモリーサイズ, wait=cpucount,passes=パス,r,t,v,x,y

表 36-3 mpconstest のコマンド行構文

引数 

説明 

tst=1|2

サブテスト cons1 または cons2 を選択します。 

itm=数値

タイムアウトまでにテストを実行できる回数を設定します。デフォルトは 1 です。各タイムアウトは、前回のタイムアウトよりもかなり時間が経過した後に発生することに注意してください。つまり、最初のタイムアウトが T 時間単位後に発生したとすると、2 回目は T の後 2T で、3 回目は 2T の後 3T で発生します。

a

不可分モードにします。不可分命令スワップを使用します。 

b

バイトモードにします。バイト命令を使用して読み込みと格納を行います。 

c

コアファイルを生成します。予期しないシグナルの場合は終了します。 

e

外部キャッシュを使用不可にします。 

h

使用法メッセージを出力します。 

loops=数値

反復のループ数を設定します。デフォルトは 5 です。 

memsize=メモリーサイズ

共有メモリーバッファーのサイズをメガバイト単位で選択します。デフォルトは 128 です。 

wait=cpucount

CPU の数が cpucount より少ない場合、最初に CPU 1 が書き込みを行うようにします。

passes=パス

パスの数を選択します。パスの数が多いほど、システムの負担が大きくなります。パスの数を 0 に設定すると、永久ループでテストが実行されます。パスを 0 に設定できるのは、コマンド行モードでだけです。GUI からは設定できません。デフォルトは 1 です。 

r

反転モードを使用可能にします。共有メモリーバッファーを逆方向にトラバースします。 

t

トリガーを使用可能にします。1 つのプロセッサが障害を検出した場合に、すべてのプロセッサに割り込みシグナルを送信します。 

v

冗長モードにします。 

x

プリフェッチを可能にします。読み取りと書き込みをプリフェッチで行います。 

y

オフセットを使用可能にします。継続した書き込みと書き込みの間の、ラインサイズのオフセットを指定します。