SunVTS 4.3 テストリファレンスマニュアル

qlctest のコマンド行構文

/opt/SUNWvts/bin/qlctest 標準引数 -v -o dev=デバイス名,run_connect=Yes|No,selftest=Enable|Disable, mbox=Enable|Disable,checksum=Enable|Disable,ilb_10=Enable|Disable, ilb=Enable|Disable,elb=Enable|Disable,xcnt=0xtransfer_count, icnt=繰返し回数, lbfpattern=0xpattern

表 43-3 qlctest のコマンド行構文

引数 

説明 

dev

テストするデバイス名を指定します。 

run_connect=Yes|No

run_connect が YES に設定されている場合、qlctest はテスト対象のポートが記憶装置に接続されると実行されます。ポートが記憶装置に接続されていないと、このオプションは無効です。デフォルト値は No です。

selftest= Enable|Disable

自己診断コマンドを有効または無効にします。ISP ハードウェアの機能が評価されます。 

mbox=Enable|Disable

メールボックスのループバックコマンドを有効または無効にします。データパターンをメールボックスに書き込んだ後、それらをもう一度出力メールボックスから読み取り、データが正しいことを検証します。デフォルトは有効です。 

checksum= Enable|Disable

検査合計コマンドを有効または無効にします。実装されているファームウェア上で内部検査合計テストを実行します。このテストでは、カード上の RISC RAM が完全に機能していることと、実装されたファームウェアがもとの状態のままであることを確認します。RISC RAM の簡易 RAM 検証も行います。デフォルトは有効です。 

ilb_10=Enable|Disable

内部 10 ビットテストを有効または無効にします。ホストアダプタ ISP ハードウェアの内部ループバックテストを 10 ビットインタフェースで実行します。デフォルトは有効です。 

ilb=Enable|Disable

内部 1 ビットテストを有効または無効にします。ホストアダプタ ISP ハードウェアの内部ループバックテストを 1 ビットインタフェースで実行します。デフォルトは有効です。 

elb=Enable|Disable

外部ループバックテストを有効または無効にします。テストパラメタメニューを使用して、データパターン、転送データ長、繰返しの回数が選択できます。この Intervention テストにはケーブルが必要です。デフォルトは無効です。 

xcnt=0xtransfer_count

転送するパケットサイズを制御します (例 0x10000)。デフォルト値は0x10000 です。 

icnt=繰返しの回数

ループバックテストを実行する回数を制御します (例 100)。 

lbfpattern=0xpattern

ループさせるデータパターンを指定します (例 0x7E7E7E7E)。デフォルト値は 0x7E7E7E7E です。 


注 -

64 ビットのテストは、sparcv9 サブディレクトリに格納されています (/opt/SUNWvts/bin/sparcv9/ テスト名)。このディレクトリにテストが存在しない場合は、32 ビットのテストとしてだけ実行することができます。詳細は、「32 ビットテストと 64 ビットテスト」 を参照してください。