Solaris 8 のインストール (上級編)

ルールの構文要素

ルールには、少なくとも次のものが含まれている必要があります。

rules ファイル内のルールは、次の構文になっている必要があります。

[[!]]rule_keyword rule_value [[&& [[!]]rule_keyword rule_value]] ... begin  profile  finish
表 18-2 ルールの構文要素

要素 

説明 

!

ルールキーワードの前で使用し、否定を示す記号 

rule_keyword

ホスト名 (hostname)、メモリーサイズ (memsize) などの一般的なシステム属性を記述する定義済みキーワード。ルール値とともに使用し、同じ属性を持つシステムをプロファイルに一致させる。ルールキーワードの一覧は、表 18-3 を参照

rule_value

対応するルールキーワードに特定のシステム属性を与える値。ルール値の一覧は、表 18-3 を参照

&&

ルールキーワードとルール値のペアを同じルールで結合する (論理積をとる) ときに使用する記号。カスタム JumpStart インストール時に、システムがルール内のすべてのペアに一致しなければ、ルールの一致は成立しない 

begin

インストールが開始する前に実行できるオプションの Bourne シェルスクリプト名。begin スクリプトがない場合、このフィールドにマイナス記号 (-) を指定する必要がある。begin スクリプトはすべて、JumpStart ディレクトリになければならない。 

begin スクリプトの作成方法の詳細は、「begin スクリプトの作成」を参照

profile

テキストファイル名。システムがルールに一致したとき Solaris ソフトウェアがシステムにどのようにインストールされるかを定義している。プロファイル内の情報は、プロファイルキーワードと、それらに対応するプロファイル値から構成される。すべてのプロファイルは JumpStart ディレクトリになければならない。 


注 -

プロファイルフィールドについては、別の使用方法もあります。詳細は、「サイト固有のインストールプログラムの使用」「begin スクリプトによる動的プロファイルの作成」を参照してください。


finish

インストール終了後に実行できるオプションの Bourne シェルスクリプト名。finish スクリプトがない場合、このフィールドにマイナス記号 (-) を指定する必要がある。finish スクリプトはすべて、JumpStart ディレクトリになければならない。 

finish スクリプトの作成方法の詳細は、「finish スクリプトの作成」を参照