Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

UDP チューニング可能パラメータ

この節では、UDP チューニング可能パラメータの一部を説明します。

udp_xmit_hiwat

説明

デフォルトの最大 UDP ソケットデータグラムサイズをバイト数で指定します。詳細は、udp_max_bufを参照してください。

デフォルト

8192 バイト

範囲

4096 から 65,536

動的か

はい

どのような場合に変更するか

このサイズは、アプリケーションで setsockopt(3SOCKET) SO_SNDBUF を使用してソケットごとに変更できることに留意してください。一般には、デフォルト値を変更する必要はありません。

コミットレベル

変更の可能性あり

udp_recv_hiwat

説明

デフォルトの最大 UDP ソケット受信バッファサイズをバイト数で指定します。詳細は、udp_max_bufを参照してください。

デフォルト

8192 バイト

範囲

4096 から 65,536

動的か

はい

どのような場合に変更するか

このサイズは、アプリケーションで setsockopt(3SOCKET) SO_RCVBUF を使用してソケットごとに変更できることに留意してください。一般には、デフォルト値を変更する必要はありません。

コミットレベル

変更の可能性あり

特別な注意を要する UDP パラメータ

各パラメータで記述する特別な状況である場合以外は、次のパラメータを変更することは推奨されません。

udp_max_buf

説明

UDP ソケットに対する送信バッファと受信バッファのサイズの最大値をバイト数で指定します。

デフォルト

262,144 バイト

範囲

65,536 から 1,073,741,824

動的か

はい

どのような場合に変更するか

この値は変更しないでください。このパラメータの値が大きすぎると、UDP ソケットアプリケーションがメモリーを過度に使用するおそれがあります。

コミットレベル

変更の可能性あり