Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

slowscan

説明

メモリーを再利用するためにシステムが 1 秒間に調べるページの最小数

データ型

符号付き整数

デフォルト

物理メモリーの 1/20 (ページ数) か 100 (小さい方)

範囲

1 から fastscan / 2

単位

ページ

動的か

はい、ただしメモリーの追加や削除を伴う動的再構成が行われると、動的に変更した値は無効になります。その時点でこの値は、/etc/system ファイルに指定された値か、新しい物理メモリーの値から計算された値にリセットされます。

検査

slowscanfastscan / 2 より大きい場合、slowscanfastscan / 2 に設定されます。メッセージは表示されません。

どのような場合に変更するか

メモリー不足のときにメモリーの走査を強化したい場合。特に、システムでメモリーの要求が急激に多くなるときがある場合。

コミットレベル

変更の可能性あり