Solaris DHCP サービス開発ガイド

コンテナレコードの形式

Solaris DHCP サービスでは、DHCP コンテナのタイプとして dhcptab コンテナと DHCP ネットワークコンテナの 2 つが使用されます。

dhcptab コンテナには、dhcptab のマニュアルページに記述されている、DHCP 構成データが格納されています。DHCP サービスでは、dhcptab コンテナの 1 つのインスタンスのみが維持されます。

dhcptab レコードは、フレームワーク構成層とサービスプロバイダ層の間で内部構造 dt_rec_t によって渡されます。インクルードファイル /usr/include/dhcp_svc_public.h がこの構造を示します。

パブリックモジュールは、重複した dhcptab レコードが無いことを確実にしなければなりません。2 つのレコードが、同じキーフィールド値を持ってはなりません。

DHCP ネットワークコンテナには、dhcp_network のマニュアルページに記載されているように、複数の IP アドレスレコードが含まれます。これらのコンテナには、データ格納と、これらの IP アドレスが属しているネットワークのドット形式の IP アドレス (10.0.0.0 など) を示す名前が付けられます。DHCP ネットワークコンテナはいくつでも存在できますが、DHCP サービスによってサポートされる各ネットワークに対しては 1 つです。

DHCP ネットワークレコードは、フレームワーク構成層とサービスプロバイダ層の間で内部構造 dn_rec_t によって渡されます。インクルードファイル /usr/include/dhcp_svc_public.h がこの構造を示します。

パブリックモジュールは、重複したネットワークコンテナレコードが無いことを確実にしなければなりません。2 つのレコードが、同じキーフィールド値を持ってはなりません。