Sun Fire 880 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル

実行項目

  1. 選択したスロットが、新しいカードを受け付ける準備ができているかを確認します。

    システムの近くで作業している場合は、スロットの 3 つの LED がすべて消灯していることを確認します。

    システムコンソールで作業している場合は、cfgadm コマンドを使用して、スロットの準備ができていることを確認します。カード状態を表示する方法を参照してください。


    # cfgadm
    

    cfgadm からの出力で、選択したスロットの Receptable 列の状態が、empty または disconnected であり、Occupant 列が、unconfigured であることを確認します。

  2. スロットにカードを物理的に取り付けます。

    取り外しと交換手順については、『Sun Fire 880 サーバー サービスマニュアル』を参照してください。

  3. カードに、ケーブルまたはインタフェースモジュールを接続します。

  4. ホットプラグプッシュボタンまたは cfgadm コマンドを使用して、ホットプラグ操作を開始します。

    システムの近くで作業している場合は、新しいカードを取り付けたスロットに対応するプッシュボタンを押します。

    システムコンソールで作業している場合は、次のように、cfgadm コマンドと選択したスロットに対応する接続点 ID を入力します。


    # cfgadm -c configure ap_id
    


    注 -

    ホットプラグ操作は、DR 操作をサポートしている Sun Management Center ソフトウェアのバージョンを使用して、グラフィカルユーザーインタフェースにより開始することもできます。詳細は、『Sun Management Center ソフトウェア ユーザーマニュアル』および『Sun Management Center ソフトウェア ワークグループサーバーのための追補マニュアル』を参照してください。


    スロットの障害 LED が、カードを構成している間、点滅します。障害 LED の点滅が終ると、プロセスも終了します。それに対し、障害 LED が点灯すると、プロセスが失敗したことを示します。


    注 -

    プロセスが失敗すると、スロットの電源は、自動的に切断されます。スロットに電源を投入して、カードのオンボード診断機能を実行するには、cfgadm コマンドの -x poweron オプションを、まず使用してください。



    注 -

    カードの追加後、DR ソフトウェアが、Solaris devfsadm コマンドを自動的に実行して、カードのデバイスすべての再構成を行います。devfsadm コマンドは、/etc/path_to_inst ファイルを、新しいデバイスの物理パス名で更新します。同じパス名が、/devices 階層に追加され、対応するリンクが、/dev ディレクトリに作成されます。


  5. PCI カードを追加した場合は、必要に応じて、最終的な構成作業のすべてを実行します。

    1. 必要に応じて、mount コマンドや ifconfig コマンドなどを使用して、カード上のデバイスを利用可能にします。

    2. 必要に応じて、スワップパーティションを復元または作成します。

    3. 必要に応じて、マルチパスとボリューム管理のいずれか、または両方の設定を復元または作成します。