SunVTS 4.4 テストリファレンスマニュアル

netlbtest テストの条件

netlbtest を実行する前に、Ethernet カードとデバイスドライバをインストールし、ループバックコネクタが適切な位置に取り付けられており、Intervention モードを有効にする必要があります。netlbtest は Ethernet インタフェースのネットワークインタフェース構成の状態には依存していませんが、不正なメッセージが通知されないように、ifconfig コマンド (ifconfig(1M) マニュアルページを参照) を使用してインタフェースを停止しておく必要があります。

netlbtest を実行するには、Ethernet インタフェースにループバックコネクタを接続しておく必要があります。ネットワークインタフェースがライブネットワークに接続されている場合は、netlbtest を実行することはできません。ただし、リンクは有効になります。ループバックコネクタによって、テストに必要なリンクが提供されます。このとき、ライブネットワークからは切り離されたままです。ループバックコネクタは、Ethernet デバイスの内部および外部テストのどちらにも必要です。

ge のループバックケーブルの仕様は、マルチモード、全二重、62.5/125 ミクロン、sc コネクタ、850nm となっています。標準の光ファイバケーブルを縦に 2 つ裂くことによっても、これと同じ仕様のケーブルを作成できます。ループを形成するには、ケーブルの両端はそれぞれ、アダプタの TX ポートおよび RX ポートに接続してください (接続順序は問いません)。

eri デバイスのループバックコネクタは、標準の RJ45 コネクタです。「より対線 Ethernet (TPE) ループバックケーブル」を参照してください。

netlbtest テストを実行する前に、eri デバイスをオフラインにする必要があります。次の 2 つのコマンドを入力してください。

# ifconfig ge0 down

# ifconfig ge0 unplumb