特記事項: luxadm ソフトウェア

新しい FC-AL ディスクドライブの構成


注意 - 注意 -

この手順は、認定されたシステム管理者が実行する必要があります。動作中のディスクドライブに対してホットプラグ操作を行うと、データが失われたり、破壊される可能性があります。


新しいディスクドライブを Sun Fire 880 格納装置または Sun StorEdge A5x00 アレイに取り付けたあと、新しいドライブをアプリケーションが受け入れるように構成する必要があります。構成はアプリケーションによって異なります。この節では、UFS、VERITAS Volume Manager、および Solstice DiskSuite ソフトウェアの手順について説明します。アプリケーションに適した処理を選択して、その手順を実行してください。


注 -

ディスクドライブを構成するには、新しいディスクの論理デバイス名 (cwtxdysz) が必要です。luxadm insert_device サブコマンドを使用してディスクを物理的に取り付けたあと、論理デバイス名が表示されます。


UFS の新しい FC-AL ドライブの構成
  1. スーパーユーザーになります。

  2. デバイスのラベルが条件を満たしていることを確認します。

    ディスクのラベルを検査するには、prtvtoc コマンドを使用します。ラベルを変更するには、format コマンドを使用します。prtvtoc(1M) および format(1M) のマニュアルページを参照してください。

  3. UFS ファイルシステムのディスクスライスを選択して、クリーンなファイルシステムがあるかどうかチェックします。以下のように入力します。


    # fsck /dev/rdsk/cwtxdysz

    cwtxdysz は、新しいディスクの論理デバイス名です。

    以下に例を示します。


    # fsck /dev/rdsk/c1t2d0s2

    エラーメッセージを受け取った場合は、newfs コマンドを使用して、スライス上に新しいファイルシステムを作成する必要があります。以下のように入力します。


    # newfs /dev/rdsk/cwtxdysz
    

    newfs(1M) のマニュアルページを参照してください。

  4. 必要な場合は、新しいファイルシステムのマウントポイントを作成します。以下のように入力します。


    # mkdir マウント先
    

    マウント先の部分には、完全な修飾パス名を指定します。mount(1M) のマニュアルページを参照してください。

  5. 新しいファイルシステムをマウントします。以下のように入力します。


    # mount マウント先
    

    マウント先には、手順 4 で作成したディレクトリを指定します。

  6. ファイルシステムとマウント先を作成したあと、/etc/vfstab ファイルを変更して、新しいファイルシステムを反映させます。

    vfstab(4) のマニュアルページを参照してください。

これで新しいディスクを使用する準備は完了です。

Volume Manager の新しい FC-AL ディスクドライブの構成
  1. スーパーユーザーになります。

  2. Volume Manager を構成して、ディスクドライブを認識します。次のように入力します。


    # vxdctl enable
    

  3. 新しいディスクを、新しいまたは既存の Volume Manager ディスクグループに追加します。次のように入力します。


    # vxdiskadd cwtxdysz

    cwtxdys z の部分には、新しいディスクの論理デバイス名を指定します。このコマンドは対話形式で実行されます。Volume Manager に新しいディスクを追加する手順が指示されます。

    詳細は、vxdiskadd (1M) のマニュアルページを参照してください。

    ディスクは Volume Manager で使用可能になり、新しいボリュームの一部、プレックスとしての既存ボリュームの追加ディスク、または既存のボリュームの追加ディスクとして使用することができます。『Sun StorEdge Volume Manager ユーザーマニュアル』を参照してください。

  4. vxdiskadd ユーティリティーを終了します。

Solstice DiskSuite の新しい FC-AL ディスクドライブの構成

新しいディスクドライブの構成に関する情報は、Solstice DiskSuite のマニュアルを参照してください。