Solaris 8 10/01 ご使用にあたって (SPARC 版)

マニュアルの訂正・補足と注意事項

Solaris スマートカードの管理』の「OCF クライアント属性の概要」

「クライアントアプリケーションに有効なスマートカードのタイプとデフォルトのスマートカードのタイプ 」節の次の説明は正しくないので、無視してください。

「たとえば、アプリケーション B の「validcards」属性として iButton、CyberFlex、およびカード A を指定して、「defaultcard」属性として CyberFlex を指定していると仮定します。アプリケーション B がデフォルトのスマートカードだけを受け付ける場合、ユーザーがカード A を使ってアプリケーション B にログインしようとすると、次のようなメッセージが表示されます。


Waiting for Default Card 
アプリケーション B へのログインは、ユーザーが CyberFlex カードをカードリーダーに挿入するまでブロックされます。」

Solaris スマートカードの管理』の「スマートカードの設定 (タスク) 」

「使用例 - スマートカード上でユーザー情報を作成する (コマンド行)」の節では username という属性名が使用されていますが、これは間違いです。正しくは、user です。

Solaris スマートカードの管理』の「OCF クライアント属性の概要」と「クライアントの追加構成のタスク」

「OCF クライアント属性の概要」および「クライアントの追加構成のタスク」の節には、次の注が抜けています。


注 -

再認証のタイムアウトは「0」には設定しないでください。


Solaris スマートカードの管理』の「スマートカードの設定 (概要) 」

「スマートカードの設定 (概要) 」の「スマートカードの設定 (概要) 」には次の注が抜けています。


注 -

Payflex カードは複数のプロファイルには対応していません。ユーザーがデスクトップおよび、複数の安全なアプリケーションにログインする必要がある場合には、Payflex カードを使用しない下さい。


英語以外の言語用の新機能リスト (バグ ID: 4389948)

英語以外の言語に翻訳された新機能リストが、Solaris Web Start 3.0 の Kiosk に含まれていません。

回避方法: 日本語版の新機能リストについては、『Solaris 8 デスクトップユーザーズガイド (追補)』、『Solaris 8 のシステム管理 (追補)』、『Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)』の「新機能の概要」を参照してください。

CDE User's Guide』(AnswerBook2) (バグ ID: 4356456)

スペイン語、イタリア語、ドイツ語の『CDE Users's Guide』(AnswerBook2) において、一部のグラフィックが正しく表示されません。

回避方法 : http://docs.sun.com 上の『CDE Users's Guide』を参照してください。

AnswerBook2 Help Collection

AnswerBook2 ソフトウェアはバージョン 1.4.3 にアップグレードされましたが、「AnswerBook2 Help Collection」中のマニュアルでは、バージョン 1.4.2 と記述されています。バージョン番号以外については、正しい情報が記載されています。

Solaris 8 インストールガイド (SPARC 版)

「システムのアップグレード」の「システムをバックアップする方法」に記載されている表「完全バックアップコマンド」中の、「使用するコマンド」の記述内容が正しくありません。正しくは次に示すとおりです。

表 7-1 完全バックアップコマンド

完全バックアップの保存先 

使用するコマンド 

ローカルのカートリッジテープドライブ 

ufsdump 9ucf /dev/rmt/n files_to_backup

リモートのカートリッジテープドライブ 

ufsdump 0ucf remote_host:/dev/rmt/n files_to_backup

[日本語環境のみ] 『日本語入力システムの概要とセットアップ』(バグ ID: 4363792)

「セットアップとファイル」の 「ATOK12 セットアップとファイル構成」において、複数の入力サーバーが動作している場合の ATOK12 の指定方法が記述されていますが、環境変数 XMODIFIERS の値として指定する内容の記述に誤りがあります。以下のように読み替えてください。

(誤) @im=atok12
(正) @im=htt

[日本語環境のみ] セクション 3x の日本語マニュアルページが表示されない (バグ ID: 4274297)

セクション 3x の日本語マニュアルページを表示しようとしてセクション指定オプションなしで man コマンドを実行すると、以下の例に示すように、マニュアルページが表示されません。

例: jconv(3x) の場合


# man jconv
マニュアルには jconv のエントリがありません。

回避方法 : セクション 3x のマニュアルページを表示する場合は、man コマンドの実行時に、-s オプションを使用してセクション名 3x を指定してください。

例: jconv(3x) の場合


% man -s 3x jconv
マニュアルを清書中です。しばらくお待ちください...
ディレクトリ名は 3curses に変わりました
終了
 
その他ライブラリ関数                                    jconv(3X)
 
【名前】
     jconv, tojupper, tojlower, tojhira, tojkata, atojis, jistoa,
     toujis, kutentojis - ワイド文字の変換
 
【形式】
     #include 
     int tojupper(int c, ...);
.
.
.  <<以降省略>>

この回避方法が必要なマニュアルページは、次のとおりです。

libjapanese に関するマニュアルページ

 sman3x:  
 atojis.3x isjpunct.3x tojupper.3x
 ceuctoibmj.3x isjrussian.3x toujis.3x
 cibmjtoeuc.3x isjsci.3x ujtojis.3x
 cjistosj.3x isjspace.3x ujtojis7.3x
 cjistouj.3x isjspecial.3x ujtojis8.3x
 csjtojis.3x isjunit.3x ujtosj.3x
 csjtouj.3x isjupper.3x wstrcat.3x
 cujtojis.3x jconv.3x wstrchr.3x
 cujtosj.3x jctype.3x wstrcmp.3x
 euctoibmj.3x jis7tosj.3x wstrcpy.3x
 ibmjcode.3x jis7touj.3x wstrcspn.3x
 ibmjtoeuc.3x jis8tosj.3x wstrdup.3x
 isj1bytekana.3x jis8touj.3x wstring.3x
 isjalpha.3x jisconv.3x wstrlen.3x
 isjdigit.3x jistoa.3x wstrncat.3x
 isjgen.3x jistosj.3x wstrncmp.3x
 isjgreek.3x jistouj.3x wstrncpy.3x
 isjhankana.3x kutentojis.3x wstrpbrk.3x
 isjhira.3x sjtojis.3x wstrrchr.3x
 isjis.3x sjtojis7.3x wstrspn.3x
 isjkanji.3x sjtojis8.3x wstrtod.3x
 isjkata.3x sjtouj.3x wstrtok.3x
 isjline.3x tojhira.3x wstrtol.3x
 isjlower.3x tojkata.3x 
 isjparen.3x tojlower.3x 

仮名漢字入力変換マネージャライブラリに関するマニュアルページ

 man3x   
 cm.3x cm_close.3x cm_open.3x cm_put.3x

なお、この例で man コマンド実行時に表示される "ディレクトリ名は 3curses に変わりました" というメッセージは、上記のマニュアルページには該当しないので無視してください。

[日本語環境のみ] contrast の日本語マニュアルページが提供されている (バグ ID: 4314213)

/usr/openwin/bin/contrast は提供されなくなったのに、その日本語マニュアルページが提供されています。

回避方法 : contrast の日本語マニュアルページは無視してください。

[日本語環境のみ] dtpower の日本語マニュアルページが表示されない (バグ ID: 4318868)

日本語ロケール環境で dtpower のマニュアルページを参照する場合、マニュアルページの検索パス (環境変数 MANPATH) の順番で /usr/dt/share/man/usr/openwin/share/man より先になっていると、英語のマニュアルページが表示されてしまいます。

回避方法 : dtpower の日本語マニュアルページを参照するには、MANPATH 環境変数で /usr/openwin/share/man/usr/dt/share/man より先に指定して下さい。または、以下の方法でも dtpower の日本語マニュアルページを参照できます。


% man -M /usr/openwin/man dtpower