SunVTS 4.6 テストリファレンスマニュアル

disktest のコマンド行構文

/opt/SUNWvts/bin/disktest 標準引数 -o dev= デバイス名,partition=<0-7>"(マウントポイント)",rawsub=E|D, rawrw=Readonly|CompareRead|WriteRead,method=AsyncIO+SyncIO,rawcover=n, rawiosize=n,fssub=E|D,fssize=n,fsiosize=n,fspattern=データパターン

表 12-4 disktest のコマンド行構文

引数 

説明 

dev=デバイス名

テストするディスク名を以下に指定します。例: c0t3d0  

partition=n"(マウントポイント)"

テストするパーティション番号を指定します。 

  • n は、パーティション番号 (スライス番号) で、通常は 0 〜 7 です。

  • マウントポイント は、テスト対象のマウントされたパーティションのマウントポイントです。

たとえば、partition=6"(/export)" と指定します。

rawsub=E(nable)|D(isable)

媒体サブテストを有効または無効にします。 

rawrw=

Readonly|CompareRead|WriteRead

媒体サブテストの読み取り/比較/書き込みモードを指定します。 

  • 読み取りのみ

  • 2 回読み取り後比較

    (アクセス方法としてSyncIOを指定した場合のみ動作)

  • 書き込み、読み取り、比較、復元

method=AsyncIO+SyncIO

媒体のアクセス方法を指定します。 

いずれか一方、または両方の方法を選択できます。両方のアクセス方法を同時に使用する場合は、両者の間に '+' を挿入します。 

  • AsyncIO: Solaris ディスクドライバの非同期読み取り・書き込み機能を使用して、非同期入出力テストを実行します。

  • SyncIO: 同期入出力テストを実行します。

rawcover=n

テストするパーティションの領域 (割合) を 0 〜 100 % の範囲で指定します。 

rawiosize=n

転送するサイズを指定します。 

fssub=E(nable)|D(isable)

ファイルシステムサブテストを有効または無効にします。 

fssize=n

ファイルシステムのサイズを KB または MB 単位で指定します。 

  • K|k|KB|kb: キロバイト

  • M|m|MB|mb: メガバイト

512KB|2MB|8MB|20MB|100MB|200MB

fsiosize=n

ファイルシステムサブテストで使用する入出力転送サイズをバイトまたはKB 単位で指定します。 

  • B|b: バイト

  • K|k|KB|kb: キロバイト

512KB|2MB|8MB|20MB|100MB|200MB

fspattern=データパターン

ファイルシステムのデータパターン(連続またはランダム)を指定します。 

{seq(uential)/0x0(0000000)/0xf(fffffff)/0xa (5a5a5a5)/0x5(a5a5a5a)/ran(ランダム)/0xd(b6db6db)} 


注 -

64 ビットのテストは、sparcv9 サブディレクトリに格納されています (/opt/SUNWvts/bin/sparcv9/テスト名) 。このディレクトリにテストが存在しない場合は、そのテストは、32 ビットのテストとしてだけ実行することができます。詳細は、「32 ビットテストと 64 ビットテスト」を参照してください。