Solaris 8 のインストール (上級編)

NIS+ を使ってロケールを事前設定する方法

この手順は、NIS+ ドメインが設定されていると仮定しています。NIS+ ドメインの設定方法は、『Solaris ネーミングの管理』で説明しています。

  1. ネームサーバーに、スーパーユーザーまたは NIS+ admin グループのユーザーとしてログインします。

  2. locale テーブルを作成します。


    # nistbladm -D access=og=rmcd,nw=r -c locale_tbl name=SI,nogw= 
    locale=,nogw= comment=,nogw= locale.org_dir.`nisdefaults -d` 
    
  3. locale に必要なエントリを追加します。


    # nistbladm -a name=name locale=locale comment=comment 
    locale.org_dir.`nisdefaults -d`
    

    このコマンド行では :

    • name はドメイン名または特定のシステム名。これはデフォルトロケールを事前設定する対象となる。

    • locale はシステムにインストールし、システムのリブート後にデスクトップ表示で使用するロケール。使用できるロケール値のリストについては、第 38 章「言語とロケールの値」を参照。

    • comment はコメントフィールド。複数の単語を使ったコメントは、前後を二重引用符で囲むこと。


    注 –

    ロケールは、Solaris 8 DVD または Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD に入っています。


    これでドメインまたは locale テーブルで個別に指定したシステムは、デフォルトロケールを使用するように設定されました。ここで指定したデフォルトロケールは、インストール時に使用されるとともに、システムのリブート後のデスクトップでも使用されます。