Solaris 8 2/04 ご使用にあたって (SPARC 版)

はじめに

本書『SolarisTM 8 2/04 ご使用にあたって (SPARC® 版)』は、Solaris 8 2/04 をご使用になるにあたって最初に読んでいただくマニュアルです。Solaris 8 2/04 オペレーティング環境ソフトウェアをインストールする前に必要な情報や、既知の問題点について説明します。


注 –

本書では、記述内容が Solaris 8 および Solaris 8 2/04 の両方に該当する場合は「Solaris 8」と表記しています。Solaris 8 2/04 だけに該当する場合は「Solaris 8 2/04」と表記しています。


対象読者

本書は、Solaris に関する知識を持つ方、現在習得中の方を対象に、Solaris 8 2/04 ソフトウェアをインストールして使用するために必要な情報を提供します。

Solaris 8 2/04 ご使用にあたって (SPARC 版)』とは、以下の 3 種類のマニュアルを指します。

内容の紹介

本書は、Solaris 8 2/04 オペレーティング環境ソフトウェアに関する以下の情報を提供します。

第 1 章「Solaris 8 2/04 の製品構成」では、Solaris 8 2/04 製品に含まれている CD、マニュアル、カードなどについて説明しています。

第 2 章「日本語環境のインストール」では、Solaris 8 2/04 をインストールするために必要なメモリーやディスクの容量、日本語環境のインストールについての概要を説明しています。この章の内容を理解してから、インストールを開始してください。

第 3 章「インストールに関する注意事項とバグ情報」では、インストールに関する注意事項とバグについて説明しています。この章の内容を理解してからインストールを開始してください。

第 4 章「実行時の注意事項とバグ情報」では、Solaris 8 2/04 実行時の注意事項とバグについて説明しています。

第 5 章「機能に関する情報」では、Solaris 8 2/04 の機能について、該当マニュアルに記載できなかった情報について説明しています。

第 6 章「サポート中止に関する情報」では、サポートを終了するソフトウェア機能またはハードウェアについて説明しています。

第 7 章「マニュアルに関する情報」では、Solaris 8 2/04 のマニュアル中の記述に関する、補足事項や訂正事項を説明しています。

付録 A 「パッチリスト (SPARC 版)」では、Solaris 8 2/04 オペレーティング環境に適用されているパッチを一覧表示しています。

Solaris のほかに付属のソフトウェアをインストールする場合は、付属ソフトウェアに含まれている最新リリース情報を参照して、そのソフトウェアに関する注意事項とバグ情報を確認してください。

関連マニュアル

Solaris をインストールする際は、本書の内容を理解した上で、次のマニュアルをご利用ください。

最新の CERT 勧告については、CERT の公式 Web サイト http://www.cert.org を参照してください。

Solaris のマニュアルは、このリリースに含まれている Solaris 8 2/04 DOCUMENTATION CD で提供されています。

ハードウェア構成によっては、インストール時に別途作業が必要になることがあります。その場合は、各ハードウェアのメーカーから提供されるインストール手順の補足資料を参照してください。

他社の関連する Web サイト

このマニュアルでは、他社が提供している URL で関連する追加情報を参照します。


注 –

このマニュアル内で引用する第三者の Web サイトの可用性について Sun は責任を負いません。こうしたサイトやリソース上またはこれらを通じて利用できるコンテンツ、広告、製品、その他の素材について Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。 こうしたサイトやリソース上で、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生した (あるいは発生したと主張される) いかなる損害や損失についても、Sun は一切の責任を負いません。


Sun のオンラインマニュアル

http://docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

表 P–1 表記上の規則

字体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

system%

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 

system% su

password:

AaBbCc123

変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 

ファイルを削除するには、rm filename と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 

「 」 

参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 

第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 

sun% grep `^#define \
  XV_VERSION_STRING'

ただし AnswerBook2TM では、ユーザーが入力する文字と画面上のコンピュータ出力は区別して表示されません。

コード例は次のように表示されます。

[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。

| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。

キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をすることがあります。

ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-DControl キーを押したまま D キーを押すことを意味します。