Solaris 8 2/04 新規機能の概要

デバイスの管理

説明  

リリース 

USB デュアルフレームワーク

Solaris 8 2/04 のリリースには、USB デュアルフレームワークとして以前の USB フレームワークと新しい USB フレームワークの 2 種類が含まれています。新しいフレームワーク (USBA 1.0) は以前のフレームワークより機能向上していて、高速の USB 2.0 デバイスをサポートし、コンピュータの USB 2.0 ポートに接続しているデバイスを操作します。以前のフレームワークも既存のすべての USB ドライバとの互換性のために提供しています。 

USB デュアルフレームワークについての詳細は、『Solaris 8 2/04 ハードウェアマニュアル (補足)』の「USB デュアルフレームワーク」を参照してください。

2/04 

USB および USB オーディオのサポート

Solaris の USB テクノロジと USB オーディオサポートによって、Solaris システムに追加するキーボード、マウスデバイス、プリンタ、オーディオデバイスのコストを低減できます。USB Audio 1.0 に準拠した USB オーディオデバイスに対するサポートは、SPARC と Intel の両方のプラットフォームに統合されています。推奨するデバイスの一覧については、 http://www.sun.com/io を参照してください。USB Audio ドライバは、新しい audio mixer(7I) アーキテクチャに基づいています。

詳細は、『USB の管理』を参照してください。USB 対応の Sun ハードウェアを管理する予定の Solaris システム管理者は、このマニュアルを読んで、USB テクノロジとその機能に関する知識を深めることをお勧めします。

10/01 

USB デバイス

Solaris 8 1/01、Solaris 8 4/01、Solaris 8 7/01、Solaris 8 10/01 および Solaris 8 2/02 のリリースでは、一部の SPARC システムおよび IA システムで (キーボード、マウスデバイス、オーディオデバイス、プリンタなど) をサポートするようになりました。 

Sun Microsystems のサポートの一部を以下に示します。 

  • Solaris 8 10/00、Solaris 8 1/01、Solaris 8 4/01、Solaris 8 7/01、Solaris 8 10/01 および Solaris 8 2/02 を使用する Sun BladeTM 100 システムおよび Sun Blade 1000 システムは、USB デバイスサポートを提供する

  • Sun RayTM システムも USB デバイスをサポートする

詳細は、scsa2usb(7D) のマニュアルページを参照してください。また、『USB の管理』も参照してください。

1/01 

USB プリンタのサポート

Solaris 印刷マネージャを使用して、USB (Universal Serial Bus) ポートを備えた SPARC システムに接続された USB プリンタを設定することができます。詳細は、『Solaris 8 のシステム管理 (追補)』の「USB プリンタのサポート」を参照してください。

USB の概要については、『Solaris 8 のシステム管理 (追補)』の「USB デバイスの概要」を参照してください。

10/00。 

1/01、4/01 で更新。 

Reconfiguration Coordination Manager (RCM)

The Reconfiguration Coordination Manager (RCM) は、システムコンポーネントの動的な除去を管理するフレームワークです。 

システムリソースの動的再構成機能を利用すると、システムが稼動している間でもシステムコンポーネントを構成し直すことができます。この機能は、Solaris 8 リリース以降 cfgadm コマンドで利用できるようになりました。

RCM を利用すると、システムリソースの登録と解放をスムーズに行えます。新しい RCM スクリプト機能を使用すると、アプリケーションを停止したり、動的な再構成の間にアプリケーションからデバイスを手際良く解放したりする独自のスクリプトを記述できます。 

スクリプトによって登録されたリソースに要求が影響を与える場合、RCM フレームワークは再構成要求に応じてスクリプトを自動的に起動します。リソースを動的に除去する場合は、アプリケーションからリソースを手動で解放しておく必要がありました。あるいは、-f オプションを指定して cfgadm コマンドを使用して再構成オペレーションを強制することも可能でした。ただし、このオプションはアプリケーションを認識不能な状態のままにする可能性があります。また、アプリケーションからリソースを手動で解放すると、一般にエラーが発生します。

詳細は、『Solaris 8 のシステム管理 (追補)』と rcmscript(4) のマニュアルページを参照してください。

1/01 (SPARC)。 

4/01 (IA) で更新。 

Sun Gigaswift Ethernet Driver

Solaris 8 7/01 では、Sun Gigaswift 1000Base-T Ethernet ドライバへのサポートが追加されました。 Sun Gigaswift 1000Base-T Ethernet ドライバは、ツイストペア銅線を使用してギガビット Ethernet 接続を可能にします。 

詳細は、マニュアルページの ce(7D) を参照してください。

7/01 

mp プログラムの拡張

mp プログラムの拡張によって、 mp(1) コマンドが X Print Server のクライアントとして動作するように変更されました。正しく構成された X Print Server がホストマシン上で動作している場合、Rmp(1) は X Print Server がサポートしている印刷用の記述言語で印刷することができます。新しく導入されたオプション -D および -P を使用すると、mp(1) が X Print Server のクライアントとして動作するように設定することができます。

詳細は、『Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)』の「プリントフィルタ mp(1) の拡張」を参照してください。

4/01 

動的再構成に関する新しいエラーメッセージ

システム管理者が、構成したスワップ領域や専用ダンプデバイスなどのシステムリソースを削除する際の問題に対処できるように、動的再構成に関する新しいエラーメッセージが追加されました。 

動的再構成についての詳細は、『Solaris 8 のシステム管理 (追補)』の「新しい動的再構成のエラーメッセージ」を参照してください。

1/01