Solaris 8 2/04 新規機能の概要

ファイルシステムの機能向上

説明  

リリース 

UFS 直接入出力の並行処理の向上

通常の UFS ファイルへの読み取りアクセスおよび書き込みアクセスの並行処理が可能になり、データベースアプリケーションがバッファ処理されていないファイルシステムデータにアクセスするために使用する直接入出力のパフォーマンスが向上しました。 

直接入出力の並行処理についての詳細は、『Solaris 8 のシステム管理 (追補)』の「UFS 直接入出力の並行処理の向上」を参照してください。

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UFS スナップショット (fssnap)

ファイルシステムのマウント中にファイルシステムのバックアップを行うために、新しい fssnap コマンドが UFS スナップショットで提供されるようになりました。スナップショットは、バックアップ処理のためのファイルシステムの一時的イメージです。これまでは、ufsdump コマンドを使用する際は、バックアップ中にファイルシステムをアクティブでない状態にするためにシステムをシングルユーザーモードにしておくことが推奨されていました。

UFS スナップショットについての詳細は、『Solaris 8 のシステム管理 (追補)』の「UFS スナップショットの作成」を参照してください。

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mkfs コマンドの更新

mkfs コマンドが更新され、ファイルシステムを作成する際のパフォーマンスが向上しました。これにより、mkfs のパフォーマンスは、以前の Solaris リリースの 10 倍の速さになることもあります。mkfs コマンドのパフォーマンスの向上は、大規模ファイルシステムと小規模ファイルシステムのどちらの作成時にも見られます。特に大容量のシステムや高速ディスクで一番顕著に見られます。

詳細は、「Solaris 9 System Administrator Collection - Japanese」に含まれている『Solaris のシステム管理 (基本編)』を参照してください。Solaris 9 のマニュアルを参照する方法については、このマニュアルの アーリーアクセス をご覧ください。

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