lpmove(1M)
名前 | 形式 | 機能説明 | オペランド | 終了ステータス | ファイル | 属性 | 関連項目
名前
- lpmove– 印刷要求の移動
形式
-
lpmove request–ID destination
lpmove destination1 destination2
機能説明
lpmove コマンドは、 lp(1) または lpr(1B) によって待ち行列に入れられた印刷要求を宛先間で移動します。lpmove は、ローカルプリンタ上のジョブを移動する場合にだけ 使用してください。
第 1 の形式では、指定の印刷要求 (request–ID) を、指定の宛先 (destination) に移します。
第 2 の形式では、ある宛先 (destination1) から他の宛先 (destination2) にすべての印刷要求を移します。 この形式では lpmove は、新たに発生する destination1 宛の印刷要求も受け付けなくなります。
要求を移動する際、lpmove は、印刷要求の移動先の受け入れ状態をチェックしません (accept(1M) を参照)。なお、オプション (たとえば、内容タイプ、特定の用紙の要求) つきの要求に関しては、新たな宛先がそのオプションを扱えなければ、lpmove は移動を行いません。
オペランド
- destination
-
lpmove が指定された印刷要求を移動するプリンタ名またはプリンタのクラス名 (lpadmin(1M) を参照)。名前、POSIX スタイル名 (server:destination)、またはフェデレーテッド・ネーミング・サービス (FNS) 名 (. . ./service/printer/. . .) を使用して、destination を指定します。名前や FNS 名の命名規約については printers.conf(4) を参照してください。
- destination1
-
lpmove がすべての印刷要求を移動する移動元の名前。名前、POSIX スタイル名 (server:destination)、 またはフェデレーテッド・ネーミング・サービス (FNS) 名 (. . ./service/printer/. . .) を使用して、destination を指定します。 名前や FNS 名の命名規約については printers.conf(4) を、POSIX については standards(5) を参照してください。
- destination2
-
lpmove がすべての印刷要求を移動する移動先の名前。名前、POSIX スタイル名 (server:destination)、またはフェデレーテッド・ネーミング・サービス (FNS) 名 (. . ./service/printer/. . .) を使用して、 destination を指定します。名前や FNS 名の命名規約については printers.conf(4) を参照してください。
- request–ID
-
移動対象になる特定の印刷要求。lpstat が示す印刷要求に対応する識別子を request–ID に指定します。 lpstat(1) のマニュアルページを参照してください。
以下のオペランドを指定できます。
終了ステータス
ファイル
属性
次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
| 属性タイプ | 属性値 |
| 使用条件 | SUNWpcu |
関連項目
SunOS 5.8 最終更新日 1998年8月19日- © 2010, Oracle Corporation and/or its affiliates