Sun GlassFish Communications Server 2.0 管理ガイド

監視について

Communications Server での監視

監視機能を使用して Communications Server のサーバーインスタンスに配備されている各種コンポーネントおよびサービスの実行時状態を把握します。実行時コンポーネントとプロセスに関する情報を使用して、チューニングに関わるパフォーマンスボトルネックを識別し、処理能力を計画し、障害を見積もり、障害の場合の原因を分析して、期待どおりの機能性を確保できます。

監視をオンにすると、オーバーヘッドの増大によりパフォーマンスが低下します。

管理ルールを使用して、サーバーに関する潜在的な問題を通知することもできます。さらにオプションで、サーバーが一定のパフォーマンスしきい値に達したときに措置を講じることもできます。詳細については、第 21 章管理ルールの設定を参照してください。

監視の概要

Communications Server を監視するには、次の手順を実行します。

  1. 管理コンソールまたは asadmin ツールを使用して、特定のサービスおよびコンポーネントの監視を有効にします。

    この手順の詳細については、「監視の有効化と無効化」を参照してください。

  2. 管理コンソールまたは asadmin ツールを使用して、特定のサービスおよびコンポーネントの監視データを表示します。

    この手順の詳細については、「監視データの表示」を参照してください。

監視可能なオブジェクトのツリー構造について

Communications Server は、ツリー構造を使って監視可能なオブジェクトを追跡します。監視オブジェクトのツリーは動的であり、インスタンス内におけるコンポーネントの追加、更新、削除に応じて変更されます。ツリー内のルートオブジェクトは、server などのサーバーインスタンス名です。開発者プロファイルでは、1 つのサーバーインスタンスしか使用できません。

次のコマンドを実行すると、ツリーのトップレベルが表示されます。


asadmin> list --user adminuser --monitor server
server.applications
server.http-service
server.sip-service
server.connector-service
server.converged-load-balancer
server.jms-service
server.jvm
server.orb
server.resources
server.thread-pools

次の各節では、これらのサブツリーについて説明します。

アプリケーションのツリー

次の図に、エンタープライズアプリケーションの各種コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。詳細については、「EJB コンテナの統計」を参照してください。


例 20–1 アプリケーションノードのツリー構造

applications
   |--- application1
   |    |--- ejb-module-1
   |    |        |--- ejb1 *
   |    |                  |--- cache (for entity/sfsb) *
   |    |                  |--- pool (for slsb/mdb/entity) *
   |    |                  |--- methods
   |    |                       |---method1 *
   |    |                       |---method2 *
   |    |                  |--- stateful-session-store (for sfsb)*
   |    |                  |--- timers (for s1sb/entity/mdb) *
   |    |--- web-module-1
   |    |        |--- virtual-server-1 *
   |    |                       |---servlet1  *
   |    |                       |---servlet2  *
   |--- standalone-web-module-1
   |    |        |----- virtual-server-2 *
   |    |                       |---servlet3 *
   |    |                       |---servlet4 *
   |    |        |----- virtual-server-3 *
   |    |                       |---servlet3 *(same servlet on different vs)
   |    |                       |---servlet5 *
   |--- standalone-ejb-module-1
   |    |        |--- ejb2 *
   |    |                  |--- cache (for entity/sfsb) *
   |    |                  |--- pool (for slsb/mdb/entity) *
   |    |                  |--- methods
   |    |                       |--- method1 *
   |    |                       |--- method2 *
   |--- application2

SIP サービスのツリー

SIP サービスのノードを、次の図に示します。監視情報が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「SIP サービスの統計」を参照してください。


例 20–2 SIP サービスのツリー構造

sip-service
         |--- network-manager*
					|--request-received*
					|--request-sent*
					|--request-received*
					|--request-sent* 	 	
					|--sip-listener*
 			 |---overload-protection-manager*
			 |---session-manager*
			 |---transaction-manager*

融合ロードバランサのツリー

融合ロードバランサのノードを、次の図に示します。監視情報が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「融合ロードバランサの統計」を参照してください。


例 20–3 融合ロードバランサのツリー構造

converged-load-balancer
       

HTTP サービスのツリー

HTTP サービスのノードを、次の図に示します。監視情報が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「HTTP サービスの統計」を参照してください。


例 20–4 HTTP サービスの図 (開発者プロファイル版)

http-service
         |--- virtual-server-1
              |--- http-listener-1 *
              |--- http-listener-2 *
         |--- virtual-server-2
              |--- http-listener-1 *
              |--- http-listener-2 *


例 20–5 HTTP サービスの図 (クラスタおよびエンタープライズプロファイル版)

http-service *
             |---connection-queue *
             |---dns *
             |---file-cache *
             |---keep-alive *
             |---virtual-server-1*
             |        |--- request *
             |---virtual-server-2*
             |        |--- request *

リソースのツリー

リソースノードには、JDBC 接続プールやコネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種リソースコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「JDBC 接続プールの統計」を参照してください。


例 20–6 リソースの図

resources
        |---connection-pool1(either connector-connection-pool or jdbc)*
        |---connection-pool2(either connector-connection-pool or jdbc)*

コネクタサービスのツリー

コネクタサービスノードには、コネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種コネクタサービスコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「JMS サービスおよびコネクタサービスの統計」を参照してください。


例 20–7 コネクタサービスの図

connector-service
        |--- resource-adapter-1
        |        |-- connection-pools
        |        |        |-- pool-1 (All pool stats for this pool)
        |        |-- work-management (All work mgmt stats for this RA)

JMS サービスのツリー

JMS サービスノードには、コネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 JMS サービスコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。


例 20–8 JMS サービスの図

jms-service
        |-- connection-factories [AKA conn. pools in the RA world]
        |        |-- connection-factory-1 (All CF stats for this CF)
        |-- work-management (All work mgmt stats for the MQ-RA)

ORB のツリー

ORB ノードには、接続マネージャーの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 ORB コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「ORB の接続マネージャーの統計」を参照してください。


例 20–9 ORB の図

orb
        |--- connection-managers
        |        |--- connection-manager-1 *
        |        |--- connection-manager-1 *

スレッドプールのツリー

スレッドプールノードには、接続マネージャーの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 ORB コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「スレッドプールの統計」を参照してください。


例 20–10 スレッドプールの図

thread-pools
        |    |--- thread-pool-1 *
        |    |--- thread-pool-2 *

監視対象のコンポーネントとサービスの統計について

この節では、利用可能な監視統計について説明します。

SIP サービスの統計

SIP サービスの統計を次の表に示します。

表 20–1 ネットワークマネージャーと SIP リスナーの統計

属性名 

データ型 

説明 

receivedsiprequests

CountStatistic 

受信した SIP 要求の数 (再送を含む)。 

sentsiprequests

CountStatistic 

発信および中継で送信した SIP 要求の数 (再送とフォークを含む)。 

receivedsipresponses

CountStatistic 

受信した SIP 応答の数 (再送を含む)。 

sentsipresponses

CountStatistic 

発信および中継で送信した SIP 応答の数 (再送を含む)。 

invalidsipmessages

CountStatistic 

SIP メッセージとして認識されなかった受信メッセージの数 (再送を含む)。これらのメッセージは要求または応答として認識されないか、無効な応答コードによる応答として認識されます。 

表 20–2 (ネットワークマネージャー) 受信した要求の統計

属性名 

データ型 

説明 

ackreceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した ACK SIP 要求の数。 

byereceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した BYE SIP 要求の数。 

cancelreceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した CANCEL SIP 要求の数。 

inforeceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した INFO SIP 要求の数。 

invitereceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した INVITE SIP 要求の数。 

joinreceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した JOIN SIP 要求の数。 

messagereceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した MESSAGE SIP 要求の数。 

notifyreceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した NOTIFY SIP 要求の数。 

optionsreceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した OPTIONS SIP 要求の数。 

otherreceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した OTHER SIP 要求の数。 

prackreceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した PRACK SIP 要求の数。 

publishreceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した PUBLISH SIP 要求の数。 

referreceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した REFER SIP 要求の数。 

registerreceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した REGISTER SIP 要求の数。 

subscribereceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した SUBSCRIBE SIP 要求の数。 

updatereceivedsiprequests

CountStatistic 

受信した UPDATE SIP 要求の数。 

表 20–3 (ネットワークマネージャー) 受信した応答の統計

属性名 

データ型 

説明 

1xxreceivedsipresponses

CountStatistic 

受信した 1xx SIP 応答の数。 

2xxreceivedsipresponses

CountStatistic 

受信した 2xx SIP 応答の数。 

3xxreceivedsipresponses

CountStatistic 

受信した 3xx SIP 応答の数。 

420receivedsipresponses

CountStatistic 

受信した 420 SIP 応答の数。 

4xxreceivedsipresponses

CountStatistic 

受信した 4xx SIP 応答の数。 

5xxreceivedsipresponses

CountStatistic 

受信した 5xx SIP 応答の数。 

6xxreceivedsipresponses

CountStatistic 

受信した 6xx SIP 応答の数。 

表 20–4 過負荷保護マネージャーの統計

属性名 

データ型 

説明 

overloadrejectedsiprequests

CountStatistic 

過負荷状態のため拒否された SIP 要求の数。 

overloadrejectedhttpeequests

CountStatistic 

過負荷状態のため拒否された HTTP 要求の数。 

表 20–5 セッションマネージャーの統計

属性名 

データ型 

説明 

concurrentsipdialogs

CountStatistic 

現在ノードに保存されている SIP ダイアログの数。 

failedsipdialogs

CountStatistic 

失敗した SIP ダイアログ設定の数。アプリケーションまたは信号パスの 1 つあとのノードが、4xx-6xx 応答コードで応答しています。 

expiredsipdialogs

CountStatistic 

セッションの有効期限切れにより削除された SIP ダイアログの数。  

sucessfulsipdialogs

CountStatistic 

正常に確立された SIP ダイアログの数。 

totalsipdialogcount

CountStatistic 

SIP ダイアログの合計数。この数は、sucessfulsipdialogs + expiredsipdialogs + failedsipdialogs - concurrentsipdialogs として計算されます。

totalsipdialoglifetime

CountStatistic 

SIP ダイアログのライフタイムの合計 (ミリ秒単位)。 

表 20–6 トランザクションマネージャーの統計

属性名 

データ型 

説明 

sipservertransactions

CountStatistic 

処理中または終了状態に達した SIP サーバートランザクションの数。 

sipclienttransactions

CountStatistic 

処理中または終了状態に達した SIP クライアントトランザクションの数。 

totalsiptransactioncount

CountStatistic 

SIP トランザクションの合計数。 

totalsiptransactiontime

CountStatistic 

すべての SIP トランザクションの応答時間の合計 (ミリ秒単位)。 

融合ロードバランサの統計

表 20–7 融合ロードバランサのフロントエンドの統計

属性名 

データ型 

説明 

TotalIncomingSipRequestsFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサが受信した SIP 要求の合計数。  

TotalIncomingHttpRequestsFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサが受信した HTTP 要求の合計数。  

TotalProxiedHttpRequestsFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサで受信され、プロキシのリモートバックエンドで処理される HTTP 要求の合計数。  

TotalLocalSipResponsesFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサで受信され、同じインスタンスのスタックに転送されて処理された SIP 応答の合計数。 

TotalOutgoingSipResponsesFE

CountStatistic 

バックエンドインスタンスから (フロントエンドとして動作している) 融合ロードバランサで受信され、クライアントに送信された SIP 要求の合計数。  

TotalIncomingSipResponsesFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサが受信した SIP 応答の合計数。 

TotalProxiedSipRequestsFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサで受信され、プロキシのリモートバックエンドで処理された SIP 要求の合計数。  

TotalDiscardedSipResponsesFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサで受信され、コンシューマにルーティングできないために破棄される SIP 要求の合計数。  

TotalErrorHttpResponsesAtCLBLayerFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサで受信され、クライアントにエラー応答を返す HTTP 要求の合計数。  

TotalFailedOverSipRequestsFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサで受信され、この要求を処理するインスタンスが使用できないために、別のインスタンスにフェイルオーバーされた SIP 応答の合計数。  

TotalFailedOverHttpRequestsFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサで受信され、この要求を処理するインスタンスが使用できないために、別のインスタンスにフェイルオーバーされた HTTP 要求の合計数。  

TotalLocalHttpRequestsFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサで受信され、同じインスタンスのスタックに転送されて処理された HTTP 要求の合計数。 

TotalProxiedSipResponsesFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサで受信され、リモートバックエンドにプロキシされて処理された SIP 応答の合計数。 

TotalErrorSipResponsesAtCLBLayerFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサで受信され、クライアントにエラー応答を返した SIP 要求の合計数。  

TotalLocalSipRequestsFE

CountStatistic 

フロントエンドとして動作している融合ロードバランサで受信され、同じインスタンスのスタックに転送されて処理された SIP 要求の合計数。 

表 20–8 融合ロードバランサのフロントエンドの統計

属性名 

データ型 

説明 

TotalIncomingSipRequestsBE

CountStatistic 

バックエンドとして動作している融合ロードバランサで処理された受信 SIP 要求の合計数。  

TotalIncomingHttpRequestsBE

CountStatistic 

バックエンドとして動作している融合ロードバランサで処理された受信 SIP 要求の合計数。  

TotalIncomingSipResponsesBE

CountStatistic 

バックエンドとして動作している融合ロードバランサで処理された受信 SIP 応答の合計数。  

TotalOutgoingSipResponsesBE

CountStatistic 

バックエンドとして動作している融合ロードバランサで処理された送信 SIP 応答の合計数。  

TotalOutgoingSipRequestsBE

CountStatistic 

バックエンドとして動作している融合ロードバランサで処理された送信 SIP 要求の合計数。  

EJB コンテナの統計

EJB コンテナの統計を次の表に示します。

EJB 統計を次の表に示します。

表 20–9 EJB 統計

属性名 

データ型 

説明 

createcount

CountStatistic 

特定の EJB に対する create メソッドの呼び出し回数。

removecount

CountStatistic 

特定の EJB に対する remove メソッドの呼び出し回数。

pooledcount

RangeStatistic 

プールされた状態にあるエンティティー Bean の数。 

readycount

RangeStatistic 

実行可能状態にあるエンティティー Bean の数。 

messagecount

CountStatistic 

特定のメッセージ駆動型 Bean に対して受信されたメッセージの数。 

methodreadycount

RangeStatistic 

MethodReady 状態にあるステートフルまたはステートレスセッション Beans の数。

passivecount

RangeStatistic 

Passive 状態にあるステートフルセッション Beans の数。

activationErrorCount

CountStatistic 

成功または失敗した最後の操作実行時にメソッド実行に費やされた時間 (ミリ秒)。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 

EJB メソッド呼び出しに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 20–10 EJB メソッドの統計

属性名 

データ型 

説明 

methodstatistic

TimeStatistic 

特定の操作の呼び出し回数。その呼び出しにかかった合計時間など。 

totalnumerrors

CountStatistic 

メソッド実行時に例外が発生した回数。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 

totalnumsuccess

CountStatistic 

メソッドが正常に実行された回数。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 

executiontime

CountStatistic 

成功または失敗した最後の操作実行時にメソッド実行に費やされた時間 (ミリ秒)。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティー Beans に対して収集されます。 

EJB プールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 20–11 EJB プールの統計

属性名 

データ型 

説明 

numbeansinpool

BoundedRangeStatistic 

関連付けられたプール内の EJB 数。これにより、プールがどのように変化しているかがわかります。 

numthreadswaiting

BoundedRangeStatistic 

未使用 Beans を取得するために待機しているスレッドの数。これは、要求が過剰である可能性を示します。 

totalbeanscreated

CountStatistic 

関連付けられたプール内でデータ収集開始後に作成された Beans の数。  

totalbeansdestroyed

CountStatistic 

関連付けられたプール内でデータ収集開始後に破棄された Beans の数。 

jmsmaxmessagesload

CountStatistic 

メッセージ駆動型 Bean のサービスを提供するために JMS セッション内に一度にロード可能なメッセージの最大数。デフォルトは 1 です。メッセージ駆動型 Beans 用のプールにのみ適用されます。 

EJB キャッシュに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 20–12 EJB キャッシュの統計

属性名 

データ型 

説明 

cachemisses

BoundedRangeStatistic 

ユーザー要求に対する Bean がキャッシュ内で見つからなかった回数。 

cachehits

BoundedRangeStatistic 

ユーザー要求に対するエントリがキャッシュ内で見つかった回数。 

numbeansincache

BoundedRangeStatistic 

キャッシュ内の Beans 数。これは現在のキャッシュサイズです。 

numpassivations

CountStatistic 

非活性化された Bean の数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 

numpassivationerrors

CountStatistic 

非活性化中に発生したエラーの数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 

numexpiredsessionsremoved

CountStatistic 

クリーンアップスレッドによって削除された期限切れセッションの数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 

numpassivationsuccess

CountStatistic 

非活性化が正常に終了した回数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。 

タイマーに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 20–13 タイマーの統計

Statistic 

データ型 

説明 

numtimerscreated

CountStatistic 

システム内で作成されたタイマーの数。 

numtimersdelivered

CountStatistic 

システムによって配信されたタイマーの数。 

numtimersremoved

CountStatistic 

システムから削除されたタイマーの数。 

Web コンテナの統計

Web コンテナは、「アプリケーションのツリー」に示したオブジェクトツリー内に含まれます。Web コンテナの統計は、個々の Web アプリケーションごとに表示されます。Web コンテナのサーブレットに関して利用可能な統計を表 20–14 に、Web モジュールに関して利用可能な統計を表 20–15 に示します。

表 20–14 Web コンテナ (サーブレット) の統計

Statistic 

単位 

データ型 

コメント 

errorcount

番号 

CountStatistic 

応答コードが 400 以上になった場合の累計件数。 

maxtime

ミリ秒 

CountStatistic 

Web コンテナの要求待ち状態の最大継続時間。 

processingtime

ミリ秒 

CountStatistic 

各要求の処理に要した時間の累計値。この処理時間は、要求処理時間を要求数で割って得られた平均値です。 

requestcount

番号 

CountStatistic 

その時点までに処理された要求の合計数。 

Web モジュールに関して利用可能な統計を、「Web コンテナの統計」に示します。

表 20–15 Web コンテナ (Web モジュール) の統計

Statistic 

データ型 

コメント 

jspcount

CountStatistic 

この Web モジュール内に読み込まれた JSP ページの数。 

jspreloadcount

CountStatistic 

この Web モジュール内に再読み込みされた JSP ページの数。 

sessionstotal

CountStatistic 

この Web モジュールに対して作成されたセッションの合計数。 

activesessionscurrent

CountStatistic 

この Web モジュールで現在アクティブになっているセッションの数。 

activesessionshigh

CountStatistic 

この Web モジュールで同時にアクティブになれるセッションの最大数。 

rejectedsessionstotal

CountStatistic 

この Web モジュールで拒否されたセッションの合計数。これは、最大許可セッション数がすでにアクティブになっていたために作成されなかったセッションの数です。 

expiredsessionstotal

CountStatistic 

この Web モジュールで期限切れになったセッションの合計数。 

sessionsize

AverageRangeStatistic 

この Web モジュールのセッションのサイズ。値は high、low、average のいずれかです。ただし、直列化されたセッションの場合はバイト値になります。 

sessionpersisttime

AverageRangeStatistic 

この Web モジュールの HTTP セッション状態のバックエンドストアへの持続化に要した時間 (ミリ秒値、low、high、average のいずれか)。 

cachedsessionscurrent

CountStatistic 

この Web モジュールで現在メモリー内にキャッシュされているセッションの数。 

passivatedsessionscurrent

CountStatistic 

この Web モジュールで現在非活性化されているセッションの数。 

HTTP サービスの統計

開発者プロファイルの HTTP サービスに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 20–16 HTTP サービスの統計 (開発者プロファイル)

Statistic 

単位 

データ型 

コメント 

bytesreceived

バイト 

CountStatistic 

各要求プロセッサが受信したバイトの累計値。 

bytessent

バイト 

CountStatistic 

各要求プロセッサが送信したバイトの累計値。 

currentthreadcount

番号 

CountStatistic 

リスナースレッドプール内に現在存在している処理スレッドの数。 

currentthreadsbusy

番号 

CountStatistic 

要求処理用リスナースレッドプール内で現在使用されている要求処理スレッドの数。 

errorcount

番号 

CountStatistic 

エラー回数の累計値。これは、応答コードが 400 以上になった場合の回数を表します。 

maxsparethreads

番号 

CountStatistic 

存在可能な未使用応答処理スレッドの最大数。 

minsparethreads

番号 

CountStatistic 

存在可能な未使用応答処理スレッドの最小数。 

maxthreads

番号 

CountStatistic 

リスナーが作成する要求処理スレッドの最大数。 

maxtime

ミリ秒 

CountStatistic 

スレッド処理時間の最大値。 

processing-time

ミリ秒 

CountStatistic 

各要求の処理に要した時間の累計値。この処理時間は、要求処理時間を要求数で割って得られた平均値です。 

request-count

番号 

CountStatistic 

その時点までに処理された要求の合計数。 

JDBC 接続プールの統計

JDBC リソースを監視することで、パフォーマンスを測定するとともに、実行時のリソースの使用状況を把握します。JDBC 接続の作成はコストのかかる処理であり、アプリケーションのパフォーマンス上のボトルネックになることが多いため、JDBC 接続プールで新しい接続がどのように解放/作成されているかや、特定のプールから接続を取得するために待機しているスレッドがどれくらい存在するかを監視することが不可欠です。

JDBC 接続プールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 20–17 JDBC 接続プールの統計

Statistic 

単位 

データ型 

説明 

numconnfailedvalidation

番号 

CountStatistic 

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間に検証に失敗した接続プール内の接続の合計数。 

numconnused

番号 

RangeStatistic 

接続の使用状況に関する統計を提供します。現在使用されている合計接続数に加え、過去に使用された接続の最大数 (ハイウォーターマーク) に関する情報も提供します。 

numconnfree

番号 

CountStatistic 

前回のサンプリング時点におけるプール内の未使用接続の合計数。 

numconntimedout

番号 

BoundedRangeStatistic 

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間にタイムアウトしたプール内の接続の合計数。 

averageconnwaittime

番号 

CountStatistic 

コネクタ接続プールに対する接続要求が成功した場合の平均接続待ち時間を示します。 

waitqueuelength

番号 

CountStatistic 

サービスを受けるためにキュー内で待機している接続要求の数。 

connectionrequestwaittime

 

RangeStatistic 

接続要求の最長待ち時間と最短待ち時間。現在の値は、プールのサービスを最後に受けた要求の待ち時間を示します。 

numconncreated

ミリ秒 

CountStatistic 

前回のリセット後に作成された物理接続の数。 

numconndestroyed

番号 

CountStatistic 

前回のリセット後に破棄された物理接続の数。 

numconnacquired

番号 

CountStatistic 

プールから取得された論理接続の数。 

numconnreleased

番号 

CountStatistic 

プールに解放された論理接続の数。 

JMS サービスおよびコネクタサービスの統計

コネクタ接続プールに関して利用可能な統計を、表 20–18 に示します。コネクタ作業管理に関する統計を、表 20–19 に示します。

表 20–18 コネクタ接続プールの統計

Statistic 

単位 

データ型 

説明 

numconnfailedvalidation

番号 

CountStatistic 

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間に検証に失敗した接続プール内の接続の合計数。 

numconnused

番号 

RangeStatistic 

接続の使用状況に関する統計を提供します。現在使用されている合計接続数に加え、過去に使用された接続の最大数 (ハイウォーターマーク) に関する情報も提供します。 

numconnfree

番号 

RangeStatistic 

前回のサンプリング時点におけるプール内の未使用接続の合計数。 

numconntimedout

番号 

CountStatistic 

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間にタイムアウトしたプール内の接続の合計数。 

averageconnwaittime

番号 

CountStatistic 

接続プールからサービスを受けるまでにかかった平均接続待ち時間。 

waitqueuelenght

番号 

CountStatistic 

サービスを受けるためにキュー内で待機している接続要求の数。 

connectionrequestwaittime

 

RangeStatistic 

接続要求の最長待ち時間と最短待ち時間。現在の値は、プールのサービスを最後に受けた要求の待ち時間を示します。 

numconncreated

ミリ秒 

CountStatistic 

前回のリセット後に作成された物理接続の数。 

numconndestroyed

番号 

CountStatistic 

前回のリセット後に破棄された物理接続の数。 

numconnacquired

番号 

CountStatistic 

プールから取得された論理接続の数。 

numconnreleased

番号 

CountStatistic 

プールに解放された論理接続の数。 

コネクタ作業管理に関して利用可能な統計を、次の図に示します。

表 20–19 コネクタ作業管理の統計

Statistic 

データ型 

説明 

activeworkcount

RangeStatistic 

コネクタによって実行された作業オブジェクトの数。 

waitqueuelength

RangeStatistic 

実行される前にキュー内で待機している作業オブジェクトの数。 

workrequestwaittime

RangeStatistic 

作業オブジェクトが実行されるまでの最長待ち時間と最短待ち時間。 

submittedworkcount

CountStatistic 

コネクタモジュールによって送信された作業オブジェクトの数。 

rejectedworkcount

CountStatistic 

Communications Server によって拒否された作業オブジェクトの数。 

completedworkcount

CountStatistic 

完了した作業オブジェクトの数。 

ORB の接続マネージャーの統計

ORB の接続マネージャーに関して利用可能な統計を、次の図に示します。

表 20–20 ORB の接続マネージャーの統計

Statistic 

単位 

データ型 

説明 

connectionsidle

番号 

CountStatistic 

ORB への接続のうち、アイドル状態のものの合計数を提供します。 

connectionsinuse

番号 

CountStatistic 

ORB への接続のうち、使用中のものの合計数を提供します。 

totalconnections

番号 

BoundedRangeStatistic 

ORB への接続の合計数。 

スレッドプールの統計

スレッドプールに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 20–21 スレッドプールの統計

Statistic 

単位 

データ型 

説明 

averagetimeinqueue

ミリ秒 

RangeStatistic 

キュー内の要求が処理されるまでの平均待ち時間 (ミリ秒)。 

averageworkcompletion-time

ミリ秒 

RangeStatistic 

1 つの作業の平均完了時間 (ミリ秒)。 

currentnumberofthreads

番号 

BoundedRangeStatistic 

要求処理スレッドの現在の数。 

numberofavailablethreads

番号 

CountStatistic 

利用可能なスレッドの数。 

numberofbusythreads

番号 

CountStatistic 

ビジー状態のスレッドの数。 

totalworkitemsadded

番号 

CountStatistic 

その時点までに作業キューに追加された作業項目の合計数。 

トランザクションサービスの統計

トランザクションサービスを使えば、クライアントはトランザクションサブシステムをフリーズできます。フリーズすると、トランザクションをロールバックしたり、フリーズ時点で処理中であったトランザクションを特定したりできます。トランザクションサービスに関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 20–22 トランザクションサービスの統計

Statistic 

データ型 

説明 

activecount

CountStatistic 

現在アクティブなトランザクションの数。 

activeids

StringStatistic 

現在アクティブなトランザクションの ID。それらの各トランザクションは、トランザクションサービスのフリーズ後にロールバックすることができます。 

committedcount

CountStatistic 

コミットされたトランザクションの数。 

rolledbackcount

CountStatistic 

ロールバックされたトランザクションの数。 

state

StringStatistic 

トランザクションがフリーズされたかどうかを示します。 

Java 仮想マシン (JVM) の統計

JVM の監視可能な属性は、常に有効になっています。JVM に関して利用可能な統計を、次の表に示します。

表 20–23 JVM の統計

Statistic 

データ型 

説明 

heapsize

BoundedRangeStatistic 

JVM のメモリーヒープサイズの上限と下限の間にある常駐メモリーフットプリント。 

uptime

CountStatistic 

JVM の稼働時間。 

Java SE の JVM 統計

Java SE では、JVM から追加の監視情報を取得できます。監視レベルを「低」に設定すると、この追加情報の表示が有効になります。監視レベルを「高」に設定すると、さらにシステム内の各ライブスレッドに関する情報も表示されます。Java SE で利用可能な追加監視機能の詳細については、『Monitoring and Management for the Java Platform』というタイトルの文書を参照してください。この文書は、http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/guides/management/ にあります。

Java SE 監視ツールについては、http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/tools/#manage を参照してください。

Java SE の JVM で利用可能なクラス読み込み関連の統計を、次の図に示します。

表 20–24 Java SE の JVM 統計 - クラス読み込み

Statistic 

データ型 

説明 

loadedclasscount

CountStatistic 

JVM 内に現在読み込まれているクラスの数。 

totalloadedclasscount

CountStatistic 

JVM の実行開始後に読み込まれたクラスの合計数。 

unloadedclasscount

CountStatistic 

JVM の実行開始後に JVM から読み込み解除されたクラスの数。 

Java SE の JVM で利用可能なコンパイル関連の統計を、次の図に示します。

表 20–25 Java SE の JVM 統計 - コンパイル

Statistic 

データ型 

説明 

totalcompilationtime

CountStatistic 

コンパイルに費やされた時間の累計 (ミリ秒)。 

Java SE の JVM で利用可能なガベージコレクション関連の統計を、次の図に示します。

表 20–26 Java SE の JVM 統計 - ガベージコレクション

Statistic 

データ型 

説明 

collectioncount

CountStatistic 

実行されたコレクションの合計回数。 

collectiontime

CountStatistic 

コレクション時間の累計値 (ミリ秒)。 

Java SE の JVM で利用可能なメモリー関連の統計を、次の図に示します。

表 20–27 Java SE の JVM 統計 - メモリー

Statistic 

データ型 

説明 

objectpendingfinalizationcount

CountStatistic 

ファイナライズを保留しているオブジェクトの概算数。 

initheapsize

CountStatistic 

JVM が最初に要求したヒープのサイズ。 

usedheapsize

CountStatistic 

現在使用されているヒープのサイズ。 

maxheapsize

CountStatistic 

メモリー管理用として使用可能なメモリーの最大サイズ (バイト)。 

committedheapsize

CountStatistic 

JVM 用としてコミットされたメモリーのサイズ (バイト)。 

initnonheapsize

CountStatistic 

JVM が最初に要求した非ヒープ領域のサイズ。 

usednonheapsize

CountStatistic 

現在使用されている非ヒープ領域のサイズ。 

maxnonheapsize

CountStatistic 

メモリー管理用として使用可能なメモリーの最大サイズ (バイト)。 

committednonheapsize

CountStatistic 

JVM 用としてコミットされたメモリーのサイズ (バイト)。 

Java SE の JVM で利用可能なオペレーティングシステム関連の統計を、次の図に示します。

表 20–28 Java SE の JVM 統計 - オペレーティングシステム

Statistic 

データ型 

説明 

arch

StringStatistic 

オペレーティングシステムのアーキテクチャー。 

availableprocessors

CountStatistic 

JVM が使用できるプロセッサの数。 

name

StringStatistic 

オペレーティングシステムの名前。 

version

StringStatistic 

オペレーティングシステムのバージョン。 

Java SE の JVM で利用可能なランタイム関連の統計を、次の図に示します。

表 20–29 Java SE の JVM 統計 - ランタイム

Statistic 

データ型 

説明 

name

StringStatistic 

実行中の JVM を表す名前 

vmname

StringStatistic 

JVM 実装の名前。 

vmvendor

StringStatistic 

JVM 実装のベンダー。 

vmversion

StringStatistic 

JVM 実装のバージョン。 

specname

StringStatistic 

JVM 仕様の名前。 

specvendor

StringStatistic 

JVM 仕様のベンダー。 

specversion

StringStatistic 

JVM 仕様のバージョン。 

managementspecversion

StringStatistic 

JVM が実装している管理仕様のバージョン。 

classpath

StringStatistic 

システムクラスローダーがクラスファイルの検索時に使用するクラスパス。 

librarypath

StringStatistic 

Java のライブラリパス。 

bootclasspath

StringStatistic 

ブートストラップクラスローダーがクラスファイルの検索時に使用するクラスパス。 

inputarguments

StringStatistic 

JVM に渡された入力引数。main メソッドに対する引数は含みません。

uptime

CountStatistic 

JVM の稼働時間 (ミリ秒)。 

Java SE の JVM で利用可能な ThreadInfo 関連の統計を、次の図に示します。

表 20–30 Java SE の JVM 統計 - ThreadInfo

Statistic 

データ型 

説明 

threadid

CountStatistic 

スレッドの ID。 

threadname

StringStatistic 

スレッドの名前 

threadstate

StringStatistic 

スレッドの状態。 

blockedtime

CountStatistic 

このスレッドが BLOCKED 状態に入ったあと経過した時間 (ミリ秒)。スレッド競合監視が無効になっている場合は、-1 が返されます。

blockedcount

CountStatistic 

このスレッドが BLOCKED 状態に入った合計回数。

waitedtime

CountStatistic 

スレッドが WAITING 状態に入ったあと経過した時間 (ミリ秒)。スレッド競合監視が無効になっている場合は、-1 が返されます。

waitedcount

CountStatistic 

スレッドが WAITING 状態または TIMED_WAITING 状態になった合計回数。

lockname

StringStatistic 

このスレッドが獲得をブロックされている監視ロック、またはこのスレッドが Object.wait メソッド経由で通知されるのを待っている監視ロックの文字列表現。

lockownerid

CountStatistic 

このスレッドのブロック対象オブジェクトの監視ロックを保持しているスレッドの ID。 

lockownername

StringStatistic 

このスレッドのブロック対象オブジェクトの監視ロックを保持しているスレッドの名前。 

stacktrace

StringStatistic 

このスレッドに関連付けられているスタックトレース。 

Java SE の JVM で利用可能なスレッド関連の統計を、次の図に示します。

表 20–31 Java SE の JVM 統計 - スレッド

Statistic 

データ型 

説明 

threadcount

CountStatistic 

ライブデーモンスレッドと非デーモンスレッドの現在の数。 

peakthreadcount

CountStatistic 

JVM 起動後またはピーク値リセット後におけるライブスレッドのピーク数。 

totalstartedthreadcount

CountStatistic 

JVM が起動されて以来、作成されたスレッド、起動されたスレッド、作成および起動されたスレッドの合計数。 

daemonthreadcount

CountStatistic 

ライブデーモンスレッドの現在の数。 

allthreadids

StringStatistic 

すべてのライブスレッド ID のリスト。 

currentthreadcputime

CountStatistic 

CPU 時間の測定が有効になっている場合は、現在のスレッドに対する CPU 時間 (ナノ秒)。CPU 時間の測定が無効になっている場合は、-1 が返されます。 

monitordeadlockedthreads

StringStatistic 

監視デッドロックが発生しているスレッド ID のリスト。