Sun GlassFish Communications Server 2.0 管理ガイド

ドメインの作成

ドメインは、create-domain コマンドを使用して作成します。次のコマンド例では、mydomain というドメインを作成します。管理サーバーが待機するポートは 5000 で、管理ユーザー名は admin です。このコマンドは、管理パスワードおよびマスターパスワードの入力を求めます。


$ asadmin create-domain --adminport 5000 --adminuser admin mydomain

mydomain ドメインの管理コンソールをブラウザ内で起動するには、次の URL を入力します。


http://hostname:5000

Communications Server 9.1 では、各ドメインはそれぞれがプロファイルを持ちます。プロファイルについては、「プロファイル」を参照してください。ドメインのプロファイルは、作成時に選択することができます。また、「一般」タブの「クラスタサポートを追加」をクリックすると、開発者プロファイルからクラスタプロファイルに変更できます。ドメインのプロファイルを指定するには、create-domain コマンドで --profile オプションを使用します。--profile オプションを使用してプロファイルを明示的に指定しない場合、そのドメインにはデフォルトのプロファイルが関連付けられます。デフォルトのプロファイルは、asadminenv.conf ファイル内の AS_ADMIN_PROFILE で定義されます。


注意 – 注意 –

HADB および ネットワークセキュリティーサービス (NSS) キーストアがない場合は、エンタープライズドメインを作成しないでください。HADB および NSS がないと、エンタープライズドメインを起動できません。


前述の create-domain の例の場合、ドメインのログファイル、設定ファイル、および配備されたアプリケーションは次のディレクトリに置かれます。

domain-root-dir/mydomain

ドメインのディレクトリを別の位置に作成するには、--domaindir オプションを指定します。コマンドの完全な構文については、asadmin help create-domain と入力するか、create-domain(1) を参照してください。