Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 技術の概要

コネクションファクトリとコネクション

クライアントは、コネクションファクトリオブジェクト (ConnectionFactory) を使用して、コネクションを作成します。コネクションオブジェクト ( Connection)は、ブローカへのクライアントのアクティブなコネクションを表します。デフォルトで起動されるか、このクライアントの管理者が明示的に起動する基礎となるコネクションサービスを使用します。

通信リソースの割り当てとクライアントの認証は、コネクションが作成されるときに行われます。このオブジェクトは比較的重いため、ほとんどのクライアントはメッセージングのすべてを 1 つのコネクションだけで行います。コネクションは同時使用をサポートするため、複数のプロデューサとコンシューマが 1 つのコネクションを共有できます。

コネクションファクトリを作成するときに、そのプロパティーを設定しておくことによって、コネクションファクトリから生成されるすべてのコネクションの動作を設定できます。Message Queue の場合、次の情報を指定します。

クライアントアプリケーションの起動に使用するコマンド行から、コネクションファクトリのプロパティーをオーバーライドできます。また、どのコネクションのプロパティーも、そのコネクションのプロパティーを設定することによってオーバーライドできます。

コネクションオブジェクトを使用して、セッションオブジェクトの作成、例外リスナーの設定、または JMS バージョンおよびプロバイダ情報の取得を行えます。